「すあま」初体験です。
以前から名前は知っていましたが、ほぼ東京にしかないし、そもそも私が和菓子を食べないので、この歳にして初体験となりました。
うっ、切れない…。
和菓子用のフォークを弾き返す弾力。
どうにか切って口に放り込むとグミかっ!というほどもっちり。一方で味はほのかな甘さがあるだけで、たしかに「素甘」って感じでした。
でもこれ、好物って人いるのかなぁ…。
場所は門前仲町。
深川不動堂の入口にある和菓子の店のイートイン。
本当は、楽しい角打ち「折原商店」に行きたいところでしたが、コロナ禍で休み。深川めしとなりました。
実は、深川めしというのもこれまでそんなに食べたことありません。
炊き込みとぶっかけの二種類があるそうですが、この店は炊き込み。
薄い褐色のご飯の塊の上に、別に煮込まれたアサリが鎮座し、ネギと海苔がふりかけられています。
感心したのは、ご飯の中にもきちんとした量のアサリが入っていたこと。
よくある炊き込みご飯って、スペシャルな具材は多く見せようと別盛りにし、ご飯には何も入っていないということが往々にしてあるのですが、この店のは炊き込まれたアサリがきちんと味を出しています。
素朴ながらおいしい。
これを持ってきたときにおばちゃんが「まずはこのままで食べてください。あとでこのお茶か味噌汁をかけてぶっかけ風に」とのことでしたが、私自身、米粒が水分を吸ってふやけた姿が嫌いというか、汚く見えて生理的に受けつけません。
なので、そのまま最後まで食べましたが飽きることもなくおいしく食べられました。
わらびの小鉢に玉子焼き、味噌汁にお新香がついて1,000円。
安いとは思いませんがアサリたっぷりでおいしいので、名物としてはいいと思います。
この店、ほかに850円の日替わり定食が3種類もあったり煮魚定食、唐揚げ定食さらに50年以上受け継がれるカレーもあるなど、普段づかいにも便利そう。
門前仲町に行ったらまた行ってみたいと思います。みなさんもぜひ。
「伊勢屋」(門前仲町・甘味処)
https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13057281/