立川名物・巨大唐揚丼です。
大の大人の男の握り拳はあろうかという巨大な唐揚げが、どーんと6個。
丼を覆い尽くすというよりも、丼の上で組んずほぐれつそびえ立ってる感じ。
ローマ彫刻ががっぷり四つしてるようです。
下にごはんが敷き詰めてあるのですが、唐揚げに阻まれてほとんど見えません。
唐揚げとごはんを交互に食べようと思うと少なくとも2個はどかさないと箸が届かないため、ちゃんと取り皿も添えられています。
また、選べる3種類のつけだれつき。
マヨソース、おろしぽん酢、塩だれレモンのなかからひとつを選び、途中で「味変」して飽きないようにするためです。
これにキャベツの千切りと味噌汁がついて750円(税込)。なんという安さ。
なのでランチタイムは大行列。きょうは12:45に着いたのですが、3階にある店の2階からずっと行列。店に入るまで20分近くかかりました。
本業は居酒屋。
階段の壁を埋め尽くすアイドルのシングルジャケットや、店内に貼られた客の記念写真に歴史を感じます。
階段で注文を聞かれてたため、席に着くとすぐに唐揚丼が運ばれてきます。もちろん唐揚げは熱々。8割は唐揚丼を注文していてさらに1割は「唐揚げカレー」でしたから常に揚げ続けていられて効率がいいのでしょう。
それにしても量が多い。
衣がしっかりついているとはいえ、もとの肉からして巨大ですから、かぶりついてもかぶりついても全然減りません。
味はいいのです。片栗粉を中心とした衣はサクサクとして歯応えがあり、下味もしっかりついていておいしい。
ただ、量が想像をはるかに超える多さ。
これはいかん。このままではノックアウトされる。あれの力を借りないと。
と、追加注文したのは生ビール。
ビールに食欲を刺激してもらい、この苦難を乗り越えようとしたのですが、遅すぎました。
結局、6個のうち2個を残してダウン。でも店も慣れたもので、残った唐揚げを持ち帰るパックをすぐに渡してくれます。
しかしまあ、これだけ多すぎれば仕方ないさ、と周囲を見渡すと驚いたことにみんな完食。しかも私の前に並んでいた女性まで!
ドギーバッグをぶら下げ、敗北感とともに店をあとにしました。
ふと見ると、壁には「唐揚丼 特盛」とあり、ライス1.5kg、唐揚げ1kgの計2.5kgを30分以内に食べたら無料になるとのこと。ただし失敗したら5,000円。
750円も食べきれなかった私にとっては想像を絶する量ですが、誰かチャレンジしてみませんか?
「ひなたかなた」(立川・居酒屋)
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13041247/