ホタルイカの天ぷらは初めてです。
サクッとしてふわっとした感じでホタルイカそのものの塩味がちょうどいい。これ、好きです。
一般的に福岡の天ぷらはボテボテっとして胃にもたれやすく好きではないのですが、ここのはサクッと軽め。東京の天ぷらとまではいきませんがいいところまでいっています。
そのほか頼んだのはほかにタケノコとジャンボ椎茸海老詰め。
それに最後の1個というたらの芽。
たらの芽は最後なのでやや古いのか鮮烈な春の喜びの味ではなかったのがやや残念でしたが、タケノコも椎茸もちゃんとおいしく安心できる天ぷらです。
ここは福岡都心から南に2kmほどの那の川にできた天ぷらの店。
前にぐるぐる鳥皮の焼鳥屋があった場所に去年9月、居抜きで入ってきました。
ほかにサバの刺身を頼んでみましたが、ぷりっとしておいしい。
ただ、最も印象に残ったのが突き出しで出たおしんこ(というかマリネ)。小さな蕪にミョウガ、セロリが絶妙な塩加減と酸味で、これだけをずっと食べててもいい、と思わせる出来でした。
酒はハートランドビールだけを置いてるところが素晴らしい。
日本酒は私が大好きな「神亀」があるのを見つけぬる燗で。やはり濃厚な純米酒は揚げものに合う。
ただご主人はそんなに酒に詳しくないようで、どうも「神亀」も誰かに言われから置いた、という感じでした。
まあ、いまの九州では日本酒が飲まれず「神亀」や「竹鶴」など置いてる店はほとんど見ませんから、仕方ないと言えばそうなのでしょうけど。
カウンター8席のみの小さな天ぷらの店。
これからどう成長していくのかとても楽しみです。
「天ぷら日和」
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40065045/