「くじら定食」(1,350円)なのですが、サラダの質と量が特筆ものでした。
山盛りのサラダには、ブロッコリーにカリフラワーに水菜にコーン。
下には紫キャベツが敷かれ、チコリまで入っていてゴマ風味のドレッシングが。
普通の居酒屋なら単品で580円取ってもおかしくない内容です。
この店があるのは亀有。
至るところに両さんがいる街ですが、どこかのんびりとしていて地方都市に来たかのような雰囲気です。
駅南口から商店街をまっすぐ南に下り、そろそろ終わりかなと思うあたり。
左の小さなビルの2階に店はあります。
階段の入り口にはいくつもの看板があり鯨料理をアピール。
目黒のサンマではないですが、これだけ海と離れた場所で鯨料理専門というのはなかなか勇気があると思います。
店内は細長く、通り側に小上がりがあり真ん中にテーブル席、奥側に島式のカウンター席というやや珍しい配置となっています。
さて「くじら定食」に戻りましょう。
メインは鯨の刺身と竜田揚げ。
刺身はウェットな感じでとろーんと柔らかい。冷凍ではないのかもしれません。
生姜のほかにニンニクをつけるかどうか尋ねてくれますがもちろんニンニクつき。とろーんとした舌触りにニンニクの辛みがよくあいます。うまい。
竜田揚げは、量は少ないものの素材の味を活かす薄味。臭みがありません。いい竜田揚げです。
まあメインが刺身と竜田揚げ両方で、これだけサラダに力を入れてたら仕方ないのでしょうが、もうひと切れ竜田揚げがあると嬉しいかなと思います。1,350円が1,500円になったとしても。
しかし漬物も多彩で量が多く、ご飯を余らせるようなこともなく、満足感もじゅうぶん。
ランチはこの「くじら定食」以外は和風ロールキャベツに石焼ビビンバ、ゴーヤチャンプルに若鶏のソテーと、定食ですべて800円台とリーズナブル。複数で訪れても大丈夫でしょう。
夜はまた鯨の各部位が食べられるほか、多彩な一品料理が揃い、普通の居酒屋としても使えそうですので、重宝しそうです。
亀有に行くことがあればぜひ。
「食道場 くじら組」(亀有・鯨料理/居酒屋)
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13090093/