「緑の麻婆豆腐」が激うまでした。
井之頭五郎は野菜のうま味と言っていましたが、鶏ガラらしき出汁の味がまずガツンと来て、野菜のうま味が包み込む感じ。油も少なめで一種のよくできたスープを飲んでる感じ。
「スプーンの回転が止まらない!」と番組では表現してましたが、まさにそんな感じで次々と口に運んでしまいました(レンゲですが)。
「孤独のグルメ Season7」第5話の舞台となったこの店。常磐線三河島駅からすぐの場所なのですが行くのはけっこう面倒。
というのも三河島は上野を起点とする常磐線の快速(実態は各停)しか停まらない駅で、10分に1本の割合と不便。
最初にこの店に向かったときは間違って特別快速に乗ってしまい、北千住まで連れていかれました。
今回、じゅうぶんな予習と準備を整え店に着いたのは平日金曜日の11:15。
開店15分前でも2人の先客がいたことに驚きましたが、もちろん開店と同時に入れました。
頼んだのは「五味一体(赤)麻婆豆腐」の3辛と「緑の麻婆豆腐」とセットのご飯とザーサイ。
ご飯は小さな茶碗ですがザーサイと共におかわり自由。このザーサイがまたいい感じに塩が抜けてておいしい。
さて赤い方の「五味一体」はグツグツと煮えたぎった状態で登場。
こちらは油多めで、井之頭五郎が言ったように100℃超えてる感じです。
最初フーフーしても口に入れることすら厳しいほど熱いのですが、慣れるにつれ徐々に味がわかってきます。
一般的な麻婆豆腐よりも味噌の味が強く豆鼓のコクも感じます。粘度は低くサラサラしていますが味が薄いわけではありません。
ちょっと豆腐が少なくて物足りなく感じますが、店内の掲示ではレンゲに乗せたご飯を汁に浸して食べ、最後にはご飯全部を投入して食べるようにとのこと。
私はしませんでしたが、余すところなく堪能できていいかもしれません。
なお辛さは私には3ではやや物足らず、4でいけそうな気がしました。
陳健一氏の色紙が飾られてるところを見ると、四川飯店で修行したのかもしれませんが、麻婆豆腐にこだわり、他にないレパートリーを揃えたこの店。
私もまだ1回しか行ってませんが、「緑の麻婆豆腐」のおいしさには感動しました。
ぜひみなさんもこの店で、好みの色の麻婆豆腐を見つけてみてください。
そうそう、夜の「マグマごはん」って気になるなぁ。
「眞実一路」(三河島・中国料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13187864/