さすが魚金だわ…。
刺身がとろっとろ。脂が乗ってて肉厚。普通、ランチでお目にかかれるものではありません。
しかもこれに焼魚にカニコロッケにしらすまでつくのですから大丈夫か、のレベルです。
魚金といえば新橋、新橋といえば魚金と言われるほど有名でしたが、十年ほど前から東京一円に多店舗展開しはじめ、和食だけでなくビストロやイタリアンスタイルの店もあるなど一大グループとなってます。
その魚金が西新宿の路地裏でひっそりと展開する小さな店「飯場魚金」。
店内はU字形の大きなカウンターがあり、厨房はその内側。少人数で食事を中心にカジュアルに楽しむスタイルが「飯場」の名の由来なのでしょう。
西新宿に久しぶりの用事があり、思い出して訪れたのが午後2時近く。
西新宿には似合わないおしゃれなビストロ「ル・クープシュー」に行こうかと思ったら「5月1日から休業」の張り紙にショック。先月あれだけ頑張っていたのに…。
そこで路地裏に回り込んでこの店へ。
ランチメニューは9種類。
1,000円の「ブリとシラス丼定食」から1,580円の「魚金の刺身定食」まで魚がメインですが「チキン南蛮定食」「生姜焼き定食」も1,000円で揃えているのはグループ客対策でしょうか。
頼んだのは「魚金の幕の内定食」(1,280円)。
刺身に焼魚に揚げ物もつくという見た目の豪華さに惹かれてしまいました。
刺身はマグロとたぶんカンパチ。どちらも肉厚で脂が乗っています。とくにマグロはとろけるようです。
焼魚は鯖。
小さめの半身の頭の部分だけですが、焼き加減もちょうどよく、鯖自体の質が良いのは食べてみればわかります。
そしてカニコロッケのおいしいこと。
中のクリームがほんとに柔らかく、蟹の味もしっかりして濃い味。ソースはいりません。ちょっとガサガサっとした衣も合ってていい。これが自家製だったら驚きですが。
そして小皿にしらす。
これをご飯にかけるとしらす丼となり、ご飯がもう一杯いけてしまいます。(おかわりは有料ですが)
とにかくおかずの一品一品がしっかりしてて、満足感が非常に高い。
税別ということもあり、値段は高いですがそれ以上の価値と満足感が得られることを保証します。
夜のメニューもお手頃のようですし、こんどは夜の飲みに使ってみたい店です。
「飯場魚金」(西新宿・鮮魚料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13241812/