【移転オープンしています】
新しいお店は飯田橋です。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13274812/
掃き溜めに鶴、とは言いすぎですが、サラリーマン向けの店しかない新宿西口にこんなしゃれた料理を出す店があることに驚きました。
新宿郵便局から南にまっすぐ。
ごちゃごちゃと飲食店が並ぶ通りにそこだけ空気の違う店が。いつもは満席で入れないのですが、コロナ禍のためにガラガラでした。
ランチはひとつのコースのみ。
この日は前菜がお肉のテリーヌで、スープがカリフラワーのポタージュ、メインの魚がスズキのソテー 貝風味のトマトソース、肉がポークフィレ肉のロースト バルサミコソース、デザートがココナッツミルクのパンナコッタ、それにパンにコーヒーなどがついて1,700円。前菜かスープのどちらかを省略して1,300円です。
正直、このメニューを見ただけでも安い。
しかし実際に食べてみると「ほんとにこれでいいの?」というほどのコストパフォーマンスです。
特に驚いたのはスープとかソースのおいしさ。
カリフラワーのポタージュは独特の臭みがなく、自然な甘さと慈味にあふれています。
貝風味のトマトソースもまた貝のうま味だけが抽出され、トマトの青臭さもなくまろやかに溶け合っています。
もちろんスズキの火の通りも完璧で、ホロッと崩れる柔らかさ。これはただ者ではない。
また、パンも一見普通のバゲットながら表面はサクッとして甘い。ビスケットの食感です。
スープとソースのあまりのおいしさに、一滴も残すまいとバゲットをおかわりし、吸わせて堪能しました。
もちろんテリーヌもパンナコッタも手抜きなし。
コーヒーもめちゃめちゃおいしいのにびっくりしました。
どうしてこれが1,700円で出せるのか不思議なほどです。
スタッフは男性のシェフに若い女性のスーシェフ。ホールも若い女性が中心で雰囲気が明るく、気配りがよくできてます。
昼このレベルだったら、夜はいったいどんな素晴らしい料理を食べさせてくれるのだろう…。
と思ったら、緊急事態宣言のためしばらく営業はランチのみとのこと。
はやくコロナ禍が去り、大切なひとを連れて行けるようになってほしいものです。
それにしてもこれはちょっと通いつめねば。
「ル・クープシュー」(新宿西口・フランス料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000801/