「ラム肉と長葱炒め」がおいしいのはわかってました。
だって「孤独のグルメ Season6」第8話で、井之頭五郎があんなにおいしそうに食べてたから。
でもこれを食べると絶対にビールがほしくなる。このあと大宮に行って仕事がある身なのに、ビールの誘惑に最後まで抗える自信がありません。
そこで無難にランチセット。
羊肉専門店だけあって6種類あるセットの5つが羊肉メニューで、そのうちの「羊肉麺と半チャーハン」(1,000円)を選びました。ただそれだけだとちょっと寂しいので串焼きの「ラムショルダー(タレ)2本」(360円)を追加。やっぱり羊は串焼きです。
先に出てきたのは羊肉麺でした。
スープは真っ白。イメージしてたものと違います。真ん中には小さなサイコロ状になった羊肉の山が。
スープをひとくちすすってみます。濃厚なうま味。羊独特のクセを感じはしますがそこまで強くはありません。
ただ、その独特のクセを消すためでしょうか、胡椒がけっこう強烈。ペッパーのほうです。分量を間違えたかと思うほど胡椒の辛さがキツく、スープを全部飲むのには抵抗が。
麺は平打ちのクセのないもの。中華麺というよりこれまたリングイネのようです。
ただ、やや不揃いなのは自家製麺のせいか?また、ゆですぎかと思うほど柔らかいのは中国のスタンダードそのままです。
トッピングの羊肉サイコロは柔らかく、噛むとうま味がじゅわっと出てくる感じ。
レンゲですくって食べるのが楽しくなってきます。
ちょっと胡椒のキツさで好みは分かれますが全体に羊肉のうま味が凝縮されたような、羊肉好きにはたまらない一杯でした。
一方で、セットのかたわれである半チャーハンは作りおき。味はいいものの冷めてますからまあ腹の足しと割りきりましょう。
そして遅れてやってきた串焼き。これがうまかった。
クミンなどのスパイスが効いていて、羊肉のうま味を増加させています。タレと塩が選べましたが、このタレは文句なし。これだけで延々とビールを飲み続けられそうなうまさでした。
正直、ランチタイムに行って後悔しました。様々なメニューを堪能したかったと心から思いました。
ただこの店、夜は予約なしで入ることは難しいとのこと。ぜひ羊好きの人々を糾合し、羊ざんまいをしてみたいと思います。
どなたかご一緒にいかがですか?
「羊香味坊」(御徒町・羊肉料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13200566/