「生トマトハイ」はすりおろしたトマトとはちみつだけ。
これがスムージーのようにシャリシャリした食感の上に、スプモーニのように甘酸っぱくておいしくて、カパカパ飲んでしまいそうで危険です。
また、初めて飲んだ「綱島サワー」は大葉のピクルスを使ったサワーで、東横線の綱島が発祥。
この4、5年で急速に広がっているとかで、ほのかな酸味と大葉の香りがいい感じです。炉端焼きと魚を中心にした和の店ですが、ユニークな飲み物があって楽しい店です。
この店があるのは新宿西口。
思い出横丁の西、ハルクの裏の一角は思い出横丁に劣らず懐かしい雰囲気。そこに去年できた目立つ看板の店で、なんかチェーン店っぽいので敬遠していましたが、目指していた立ち呑みの店が開店前だったために入ることに。
店内は大きなカウンターがメイン。
案内された席の前では、SHELLYにそっくりのお姉さんが板前をやっていて、いろいろ話しかけてくれます。
この日のお勧めは本マグロということでまずは刺身を頼みましたが、555円とは思えない品質。しっとりとして濃い味。これはお得です。
焼き物は「どんこしいたけ」(260円)を。
出てきたものは大きな傘の裏に出汁が満たされていて、まずそれをすすって飲むように勧められます。干し椎茸ほどの濃厚なうま味ではないものの、いい出汁を味わったあと、傘にかぶりつくとふんわり。これがおいしかった。
また、マグロの「特大カマ炙り」は表面がカリッとしてて身はしっとり。
普通はパサつくのにと思っていたらSHELLY似のお姉さんが「ウチのは最初サッと揚げてから焼くんですよ」と。そんな方法があったのか、と驚きました。大きくておいしく、780円以上の価値はありました。
聞くと本店が「ろばた翔」という名で地下にあり、そちらが予約が取れないほどの人気店とのこと。そこに1階が空いたタイミングで支店としてできたのがこの店だそうです。
下の店から受けつぐ人気メニューであり、客の9割が注文するというポテトサラダもキャベツや山芋が入っていて食感も楽しくおいしい。
この日はランチが遅かったためここでギブアップしましたが、どれもおいしくもっといろいろ試してみたいと思わせる店でした。
SHELLY似のお姉さんをはじめスタッフ全員明るくて雰囲気もよし。ただ、渋谷の「てっぺん」ほどではないけど挨拶に独特の言い回しがあり、唱和するので、ややうざったく感じることも。
しかし一品一品ユニークで丁寧。価格も安く、コストパフォーマンスも良好。一度は行く価値があると思います。
「ろばた 結」(新宿西口・居酒屋)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13235982/