鮪のカマの煮つけが大きくて食べる部分が多く、お得感満載な上にとてもおいしかったのですが、それよりも味噌汁のおいしさのほうが印象に残りました。
わかめと油揚げが浮かぶシンプルなものですが、やや甘めでふくよかな味の味噌がすばらしく、普段自宅では味噌汁を飲まない私がおかわりしたいと思ったほど。
鮮魚に加え京のおばんざいを柱とするだけに、味付けは薄めで甘め。
店のしつらえもきれいで、いい店を見つけてしまいました。
この店があるのは牛込中央通り。
牛込神楽坂駅から西に行った地域を南北に貫く通りですが、ちょっとした商店街となっていて「俺のフレンチ」があるのが驚きです。
まあ広くとらえるなら神楽坂の一部かもしれませんが、実際は住宅地で華やかさはありません。
この店を知ったのは偶然でした。
牛込警察署に落とし物を取りに行ったのが13時すぎ。お腹がすきましたがこの地域は詳しくありません。ただ、食べログで地図を見てみると、近くに店が並ぶ通りがあったので、まあここに行けば何かあるさと来てみたのです。
先に目についたのは「俺のフレンチ」でした。なんと999円のランチをやっているというのです。
が、その隣の店もなんか良さげ。
魚が食べたい気分だったのでこちらにしたのが大当たりでした。
「鮪カマ煮付定食」(1,000円)ですが、上に刻んだ青ねぎが大量に乗っているのが新鮮。魚の煮付けといえば普通白ねぎというのに。
また味付けも砂糖多めで色は薄めの関西風というのも私の好みでした。
小鉢のちくわと里芋の煮物もおいしくご飯もきちんとしたもの。隙がありません。
まあ牛込神楽坂自体に行く用事があるかどうかの問題はありますが、機会があったら一度行ってみてください。後悔はしないはずですから。
「つぬけ」(牛込神楽坂・鮮魚料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13061422/