とんでもないデカ盛り天丼です。
これでなんと880円というのですから驚きです。
エビが2本、ナス2つ、さつまいも1切れ、ピーマン2つに大葉…。
上から確認できるのはここまで。
ところが掘ってみると出るわ出るわ。
サツマイモの上に顔をのぞかせるかぼちゃ。
エノキダケに…
玉ねぎなどのかき揚げ。
春菊がふたつも。
とまあ、掘っても掘っても出てくるんです。
逆に言うと、掘っても掘ってもご飯にたどり着けないため、取り皿が必ずついてきます。
まず上のほうの天ぷらをよけて食べ始めないといけないという、そもそも何のために丼にしたのかわからない状態となっています。
天つゆはやや辛めなものの、しょっぱいというほどではない。
ごはんはむしろ少な目。これでご飯まで多かったら拷問です。
まあとにかくお得感満点。
ただ、完食するのはなかなか至難の業ですし、完食できたとしてもしばらく動けず、苦しむことになるかもしれません。
まあでも、こういうデカ盛りの目玉メニューってありがちですよね。
しかしこの店、800円の日替わりもまたすごいのです。
これは、ある日の日替わりのお刺身。
地の物を使い、新鮮でとてもおいしい。
一方、これも日替わり。こってり味付けされた豚の焼肉です。
どっちか選べる?
いえいえ。
どっちもついて来るんです。
繰り返しますが、これで800円。驚きです。
この店があるのは千葉・房総半島の南の端のほうにある館山。
館山駅から南に3分ほど歩いたところにある小さな店です。
JRの運転手など、地元の人の知る人ぞ知る店だったのですが、ここ数年テレビに取り上げられることが増え、観光客も押し寄せててんやわんやに。
しかし、地元の産物を安くおいしくボリュームたっぷりに、という姿勢は変わりません。
魚はほぼ地の物。この写真はマグロ盛り合わせ(500円)ですが、変に見栄を張ることなく、生の赤身のおいしいマグロ。
アジフライも地の物を使い、素朴ながら素材のおいしさが光っていました。
メニューも異常なまでに多く、毎日行っても飽きることはないでしょう。
観光って、地元の人が普通に食べるようなものを食べられる。そっちの方が断然楽しいんじゃないかと思いますが皆さんはどうでしょう。
私はこういう店でのんびりする方が至福のひとときだと思います。
「館山元気食堂」(千葉館山・大衆食堂)
https://tabelog.com/chiba/A1207/A120704/12036212/