【西成潜入記 その1】
大阪の超ディープゾーン・西成に潜入しました。
地元の食に詳しい飴屋さんに事前にアドバイスされたのは「お金は裸でポケットに」。
置き引き・スリは日常茶飯事とのことで財布も鞄も宿に置いて、4,000円だけ持ってのスリリングな旅となりました。
最初に向かったのは今池の「やまき」。
阪堺電気軌道のボロ電車が走るガード下のホルモン鉄板焼きという、最も西成らしいディープな場所。“いかにも”の人々が行き交い、怒号やら叫び声が飛び交います。マジで。
そんな店に慣らし運転なしの無謀な挑戦です。
11:00開店ということで11:10に行ったら準備が始まったばかり。先に並ぶ4人と30分ほど準備風景を眺めながら待ちます。
おじさんの「ええよ。」との合図でカウンターにかぶりついたのは10人ほど。ただ日曜日とあって、ほとんどが地元大阪からの観光客か、出張ついでにやってきたというサラリーマンのグループ。期待したどろどろの阿鼻叫喚の世界とはちょっと違って残念です。
準備が整い、一斉に鉄板を囲むとまずは「キモ(レバー)」から。握り拳くらいあるふわふわのレバーが1人前70円。
焼けたら鉄板の私の前に置いてくれますからそれを竹串でつつきます。
辛いたれをつけて食べるとおいしい。ぷりぷりしてて新鮮です。
ホルモンは串に刺された状態で鉄板で焼かれ、焼き上がると客が鉄板からそのまま自分で取って食べる。
ぷりっぷりで1本70円。
にんにくと唐辛子まみれのタレがまたおいしく、二度づけ禁止。やっぱり大阪です。
アブラという部位も別注文で70円。
ホルモン3本にキモ・アブラ、缶ビール2本でしめて950円と、まさに「センベロ」の世界がここにはありました。でもほんとにおいしかった。
西成ディープゾーンの探検はまだまだ続く…。
「やまき 今池店」(大阪西成・ホルモン焼き)
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270406/27058788/