どうして鮭ってここまでおいしいんだろ。
自家製タルタルソースをつけてもうまいが、何もつけずベースの塩胡椒だけの味でもしびれるほどおいしい。
「孤独のグルメ Season7」第11話の舞台となったこの店。
期待してたのは「特製ニンニクスープ」。
しかし心を鷲掴みにしたのは「生鮭のバター焼き」の方でした。
日曜日、朝の勉強会を出たのが9時。どこかランチに行くにしてもちょっと早すぎる。
だったらいっそ遠くに行ってしまおうと上尾のとんかつや越谷のオムライス、金谷のアジフライなどから選んだのがここでした。
場所は京成の西登戸。
「のぼりと」ではなく「のぶと」と読むこの土地は、千葉市中心部まであと2駅という場所。
しかし駅は小さく、周囲は住宅街。
海の方に下っていくと突如現れる巨大な団地のすぐ脇に店があります。
着いたのが11:15で一番乗り。
玄関側の明るい席に案内され、サーロインステーキとの間で迷った末に頼んだのが、井之頭五郎も食べた「生鮭のバター焼き」でした。
これが大当たり。まずデカい。
長さ20cm以上はある堂々たる切り身。これが焦げ目もなく、生焼けの部分もなく、塩胡椒も適度に効いた絶妙な焼き加減。これだけでご飯2杯はいけそうです。
その前に出た「特製ニンニクスープ」もにんにくのうま味が引き出され、くさみはなくおいしい。
落された生卵を崩すとさらにうま味が増し、栄養たっぷりです。
デザートのプリンも手作りでモロゾフ風。
カラメルの苦さもちょうどいい塩梅でした。
サービスの若い女性の対応もよく、全員が誇りを持って働いていることがよくわかる空気感。
近所にあれば通いつめるのに、なんでこんな遠くにあるのか。それだけが残念です。
もし千葉市に用事があるなら、多少無理をしてでも訪れるべき店。
ぜひ行ってみてください。
「えびすや」(千葉西登戸・洋食)
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120103/12000797/