年末ただでさえ開いてる店が少ない上に、休みで暇な人が多く、さらに帰省してる人まで押し寄せて福岡の街は人であふれてます。
上川端商店街に3軒並ぶラーメン屋もどれも大混雑。300円台と超安い「はかたや」ですら行列ができてたのにはびっくりです。

そんななか向かったのは、博多で一番おいしいと評判のうなぎ屋。

11時半に着いたらなんと70組待ち。仕方なくキャナルシティをぶらぶらし、1時間半後にやっと入店できました。

頼んだのは「上うな重」。「うな重」が4切れ「上」が5切れ、「特上」が6切れと1枚ごとに710円刻みで上がっていくところが渋い。財力と胆力を試されてるようでヒヤヒヤします。

柳川「本吉屋本店」では提供までにさらに1時間近く待たされましたがここでは10分もしないで提供。蒸籠で蒸す過程がないとはいえ凄い差です。

重箱の上が蒲焼きで下がごはん。たれも別皿で添えられています。さっそくひと切れそのままパクっ。うまー。

薄くかかったたれが身のうま味を引き出してる感じ。妙にふわふわでもなく、歯ごたえがあってうま味が染み出してきます。

とくに皮が炙られて焦げた部分が香ばしく、絶妙のおいしさです。これまで食べたうなぎで、最も皮のおいしさを意識しました。

このままたれをつけず、ビールと交互に全部食べてしまえるほど。

忘れちゃいけない「骨せんべい」も加わってついつい中瓶の2本目を頼んでしまい、ひとりで飲んでヘロヘロになってしまいます。

いかん、このままだとごはんが残る。蒲焼きをそのままごはんに乗せて口に放り込みます。うまー。

さらにたれをつけてごはんとともにパクっ。うまうまー。

最後のひと粒まで愛おしむように口に入れ、味やや濃いめの肝吸いで最後に流し込みました。

まさに至福、悦楽でした。福岡でうなぎをそんなに食べた訳ではないですが、「博多でいちばんおいしい」は誇張ではないはず。

2階と3階のキャパシティもあり、席の間隔も大きめ。費用はかかりますが、それ以上の満足感は得られるはずです。ぜひ。

「吉塚うなぎ屋」（福岡中洲・うなぎ）
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000017/