かつ丼、600円。
丼を覆うカツの大きさに、卵2〜3個はあろうかというたっぷりの卵とじ。物価の安い福岡においても、非常にコストパフォーマンスのいいかつ丼です。
ついこないだまで500円だったようですが、卵をはじめとする物価高騰に耐えられなかったのでしょう。それでも安い。
カツの肉の厚さは7mmくらいで歯ごたえはミシっと硬く、少しパサつく感じはありますが、納得できます。卵とじは少し甘めですが出汁がよく効いててけっこうおいしい。卵とじだけならば高級店と張り合えるレベルです。
この店があるのは南福岡駅前。
JR九州の大きな車両基地があり、九州の鉄道の要とも言うべき場所ですが駅前はちょっと寂しい。
福岡のソウルフードと(ごく一部で)呼ばれる「焼肉」の元祖「びっくり亭本家 本店」がほかにあるくらい。(焼肉と言っても洋食の鉄板の上でキャベツと硬い肉が焼かれたもので、豪華なものでは決してありませんが)
その寂しい駅前にある小さな食堂。丼のほかうどんやカツカレーもあり、まさに大衆食堂そのものですが、こうした店こそ永く続いていってほしいものですね。
「いろは食堂」(福岡南福岡・大衆食堂)
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400108/40035230/