ひとことで言って、レバニラチャーハン。
掘ると大きな豚レバーがゴロゴロと出てきます。ご飯の方が少ないんじゃないかと思うほど。
正式なメニューの名前は「ガーリック醤油のレバーチャーハン」(750円)。
見た瞬間に即決。大当たりでした。ニラもけっこうな量が入っていて甘辛いタレで炒めた濃いめの味付けはこれだけでビールの友にぴったり。
ほかにもネギ、五目といった普通のチャーハンがありますが、ここは独創性あるこのチャーハン一択でしょう。
天神から南に下った清川エリアにあるこの店、店名に「饅頭」がついてますがお菓子屋ではなく中国料理店。売りは皮から手作りの餃子です。
餃子は三種類。
「海老入り水餃子」と「肉水餃子」と「焼き餃子」。
全部食べ比べて一番おいしかったのは「肉水餃子」(420円)です。
手作りの厚めの皮がもちもちぷるんっとして餡も肉肉しいながらも臭みがなく柔らか。1皿6個でボリュームもありますが、4皿は軽くいけそうです。
別の日には「回鍋肉」(980円)も注文。
本場の回鍋肉ってどんなのだったっけ、と頼んでみたら出てきたのは豆豉と辣油まみれの豚バラの山。
間に見えるのは細めの白ネギとニンニクの葉でしょうか。
中国食材店によくある瓶入りの調味料(老干媽)をぶっかけた感じで辛く、肉がやや焦げてる感じがありますがご飯のおかずとしていい感じです。
そうそう、この店の白いご飯がおいしいのも特筆もの。中国人の経営で質のいいふっくらしたご飯にはなかなか巡り合えませんから。
とにかく肉水餃子、そして“レバニラチャーハン”はぜひ。
奥まった場所にたたずむ小さな店ですが手ごろな価格でおいしい中国料理が食べられますよ。
「陳記饅頭」(福岡平尾・中国料理)
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40046062/