店オリジナルの「満洲麺」(770円)には驚きました。
辛い味噌味にとき卵が入った餡にはイカ・豚バラ・エビ・ブロッコリー・キャベツにかぼちゃ。
その下は焼き目がついたちゃんぽん麺がベースのスープに浸ってます。
創作料理は当たりはずれが大きいのでつい注文に慎重になってしまいますが、今回は大当たり。辛さがちょうどよくとき卵の甘さがときどき感じられるところがいい。
具もこれでもかというほど入っていて麺の量も多く、これだけでお腹いっぱいになります。これは毎回頼みたいかも。
しかしその前にビールのアテとして頼んだ「豚足」(350円)がかなりうまかった。甘めの醤油味で煮込まれた豚足はとろっとろのふわふわ。臭みなんかありませんし、脂っぽさもない。豚足嫌いに食わせたい。
あらかじめ太い骨が抜かれてて、入ってるのは指先の骨だけ。その分食べる部分が多いにも関わらず山盛りですからあり得ないほどお得です。この店に来たなら必ず頼むべき一品と言えるでしょう。
福岡天神から急行で18分ほどの郊外にある朝倉街道。あさくらがいどう、と濁って読ませるのは福岡の訛りです。
この駅から西に3分ほど歩いた場所にぽつんとある街中華ですが、コロナ以降しばらく閉店しててずっと気になっていました。
最初に訪れたときに食べたのは「皿うどん」(700円)と餃子(390円)。皿うどんは長崎のパリパリ麺ではなく太めの麺を具材と一緒に炒めたもの。
いや、もともと長崎でも皿うどんは本来このスタイルだったのですが、早く提供するために作り置きできる揚げ麺に替えたとか。つまりこれが正統の皿うどん。
醤油ベースの味付けはくどくなく具もちょうどいい量で食べやすい。
餃子も小さめで細いものの味はよく、ビールのアテにぴったりでした。
そうそう、ビールといえばこの店、瓶ビールを頼むとステンレス製の真空保温タンブラーがついてきます。普通ならビールメーカーからもらったちっちゃなグラスというのが街中華の相場なのに、そういった優しさがまた嬉しいお店でした。
まあなかなか行く機会のない場所ではありますが、わざわざでも行く価値はあります。お勧めです。
「満洲」(福岡朝倉街道・中国料理)
https://tabelog.com/fukuoka/A4003/A400301/40007297/