土鍋でぐつぐつ煮立ったシチュー。
ビーフと牛タンのミックスは、どちらも口の中でとろけて最高でした。
東銀座で目的の店に振られ、路地裏をさまよってたどり着いた洋食の店。
なんでも「銀座二大シチューの店」と呼ばれているとかで、メニューはシチュー中心。
セットは基本がご飯で、希望すればパンも選べますよ、というスタイル。席には最初から割り箸が置かれ、キャベツのお新香もついてきます。
そしてさらにシチューをすくうのはレンゲという、和洋中のミックス。まさに「古き良きニッポンの洋食」そのものです。
シチューは6種類。ビーフと牛タンとそのふたつのミックスに、海老に貝柱に「海賊」という海老・貝柱・牡蠣・バーナ貝・ツブ貝のミックス。
初めてのシチューの店でいきなり海鮮というのは気が引けたので、ビーフに牛タンと欲張ってのミックス。これはほんとに正解でした。
最初のひと口めで感じるほのかな苦味。
続けて口いっぱいに広がる甘みとうま味。
大きな牛タンの塊とその下に隠れる牛肉の数々。
にんじんやジャガイモにブロッコリー。ゴロゴロと入っていて楽しい。これこそが理想のシチューです。
私にとって銀座はその高級イメージから縁遠く感じていましたが、いざ探検してみるとコストパフォーマンスに優れたお店があるものです。
気取らずおいしいこのシチュー、ぜひみなさんも試してみてください。
「エルベ」(東銀座・洋食)
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13007617/