トマトソースのなんと新鮮なこと!
出来合いのべトっと塩辛いソースとは次元の違う、爽やかな軽いソースにプチトマトを添えてさらにフレッシュなマルゲリータ。
一方、バジルの新鮮さもさることながら細かく刻まれたナッツの感触が楽しく、これまでにないジェノベーゼ。
ハーフ&ハーフでのこの組み合わせ、基本だけに素材と技の素晴らしさがよくわかりました。
この店があるのは千葉・内房の浜金谷。
鋸山のふもとの港町です。
本当の目的は「孤独のグルメ」の舞台となった「はまべ」のアジフライだったのですが、12時15分に着いたら大行列。20人ほど並んでいます。女将さんから「いまから並んでも2時すぎになりますよ」と言われあっさり断念。きょうはそこまでヒマじゃない。
で、以前から気になっていたピザ屋に来たと言うわけです。
JR浜金谷駅から左に徒歩5分ほど。旧街道とおぼしき細い道の途中にある観光案内所の建物。たぶんピザ屋の傍ら一般客に観光案内もする契約で入居しているのでしょう。
店内は広く天井も高く、装飾は手作り感たっぷり。居心地のいい空間です。
「Mだと大きすぎますかね」と訊ねたら「Mが一人前ですよ」と言われMに。ただ、25cmもあるピザをひとりで食べるのはさすがに飽きそうです。
ところがピザ自体は30種類以上あるのにハーフ&ハーフの組み合わせは3種類のみ。
マルゲリータ×クワトロフォルマッジ
マルゲリータ×ジェノベーゼ
クワトロフォルマッジ×ゴルゴンゾーラ
の中で、チーズはまあ想像がつくので赤と緑の組み合わせにしました。
結果は先に書いたように、ソースも生地も期待を上回るおいしさ。
生地は薄めですがただパリっとしてるだけでなくしっとり感もあっておいしい。
こんな場所に高度なピザがあることはただただ驚くばかりです。
アジフライもいいですが、房総ドライブの目的地のひとつにここのピザを入れるのも非常にいいと思います。ぜひ。
「ピッツァゴンゾー」(千葉浜金谷・ピザ)
https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12026715/