アグロピッツェリア ダ パンダ。
訳すると「パンダの農園ピザ屋」とのこと。
店先に大きなぬいぐるみを置いたばかりか、パンダ好きが高じてピザ窯までパンダにしてしまった店ですが、ピザそのものは非常にレベルが高くおいしい。
最初の写真はこの日のスペシャルの「エビのジェノヴェーゼ」ですが、ぷりっぷりの海老と角切りのトマトがたっぷり乗っていて、食べようと持ち上げるとこぼれ落ちんばかり。バジルを中心としたソースもおいしく、満足感の高い一品でした。
この店があるのは若松河田。駅を降り、拡幅中の道路を西に3分ほど歩いた場所のマンションの1階。先に書いた通り大きなパンダのぬいぐるみが目印です。
店内で食べられますが、持ち帰りのほうが主力のようで、電話がひっきりなしにかかってきます。チェーン店のように出前まではしないのですが、それでもやっていけているのはひとえに味の良さなのでしょう。
スタイルはナポリタイプ。縁が厚くふっくらとした生地は外側がカリッとして噛むともちもち。いい生地です。
伝統的なメニューもしっかり揃っていて、これはディアボラ。
クアトロフォルマッジ。
リコッタ、モッツァレラ、スモーク、ゴルゴンゾーラ、グラナダパーノの5種のチーズの調和が素晴らしく、チーズ好きにはたまりません。
ランチだと直径18cmのちびサイズが基本で、これにスープとサラダがつく形。
ピザによって900円と1,200円に分かれていてそれぞれ5~6種類のピザが選べます。
このランチセットにつくスープが、実は相当おいしいのです。
この写真はミネストローネですが、内容は日替わりでどれも本格的。
サラダも国立にある自家菜園のものを使っているそうで、ドレッシングもまた美味。
ランチセット以外のピザでもこのスープとサラダは300円でつけることができますが、この味のスープとサラダがたった300円というのは嬉しい。
テイクアウトのメニューにはスープがありませんから、このスープを飲むためだけに店内で食べる価値があるというものです。
ランチは定番のほか日替わりのスペシャルも用意され、飽きることがありません。
これはある日の「ポルチーニ茸とベーコンのピッツァ」。
以前は週末はキッチンカーでイベントへの出店をすることが多く、この場所の店は閉めていることが多かったのですが、コロナ禍でイベントが軒並み中止となったことで週末も必ず営業するようになりました。地元の人々にとっては嬉しいのではないでしょうか。
休日の昼下がり、ピザとビールでゆったりと過ごすなんていうのもいいかもしれません。
そこらへんのチェーン店の油まみれのくどい味のピザとは違う、本格的で軽い手作りピザをぜひ一度味わってみてください。
「アグロピッツェリア・ダ・パンダ」(若松河田・ピザ)
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13199481/