納豆ラーメンです。

日本全国どこかにあるんじゃないかとは思ってましたが、まさか新宿にあろうとは。

注文して最初に店のお兄さんが始めたのは納豆まぜまぜ。
音叉のような形のまぜまぜ棒を使って泡がたつまで丹念にかき混ぜ終えたあと、初めて丼にたれを注ぎラーメンを作りはじめます。

出てきたラーメンは、丼のほとんどを納豆の泡が埋め尽くしていました。
この泡(ねばねば)こそがグルタミン酸の塊、うま味の元なのですから期待値MAXです。

誰です？ゲロみたいだなんて言ってるのは。

ベースとなるスープは、醤油味のとてもあっさりしたもの。この味ですから納豆との親和性が高い。もしこれが豚骨スープだったら間違いなく吐くことでしょう。

麺はリングイネのような平麺。
最近、リングイネのラーメンがはやりなんでしょうか？たしかに麺で特色を出すにはまだ少ないリングイネにするのが手軽で効果的な気がします。

さて麺をひとくち。
すすると同時に、麺の表面に薄いぬらっとした膜がまとわりついてくるのがわかります。
これが納豆の泡。このおかげでするするっと入っていく感じ。納豆の粒はついてきませんがうま味は結構感じます。

醤油と納豆はもともと相性抜群ですから、スープとの調和もよく、逆になぜこれまでこの組み合わせが一般的でなかったのか不思議になるほどです。

ちょっと太めに刻まれた海苔もまたいいアクセントとなっています。

惜しむらくはけっこう飲み食いしてから店に入ったため、麺の多さにギブアップしたこと。
納豆の粒々が沈んだスープを楽しめないまま店を後にしてしまいました。

どうやらここは〆に使うのではなく、食事として食べることが前提となっているようです。

納豆好きのみなさん、ぜひ行ってみてください。

「ほりうち」(新宿西口・ラーメン)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13042962/