きょうは欲望の赴くまま「ロースにんにく焼き」です。
「孤独のグルメ」のSeason1 第6話に出た店で西武新宿線鷺ノ宮駅のすぐ近く。
きょう午前中、野方で仕事の打ち合わせがあったため、ついでに足を伸ばしてやってきました。
打ち合わせが予定より早く終わったため、開店まで近くの小さな公園で待つことに。
半分ほどが散った桜を愛でながら、気分は黒沢映画の「生きる」の主人公のような切ない気分でしょうか。
11:30になり、きょう一番の客として入店。
店内は、番組ではカウンター1列に5席しかないように見えましたが、実際はL字型で奥に小上がりもあります。意外に広い。
注文はもちろん「ロースにんにく焼き」。
ちょっと奮発して(上)1,300円にしてみます。
出てきたのは厚めのしょうが焼き、あるいはペラペラの紙カツといった厚さの肉に、ニンニクの辛さがピリピリするほどのタレをからませて焼いたもの。
醤油と合わさった刺激的なうまさに、ついついご飯が進みます。
残ったタレに千切りキャベツをからませて食べるとこれもまた至福のうまさ。どんぶり飯が足りなくなるほどでした。
帰ろうとする私にご主人がいきなり、「松重さんのサインの上にあるボトルの絵が、原作の久住さんの自画像だから。」と教えてくれました。
「ロースにんにく焼き」を頼んだときから何を見て来たかは当然お見通しだったわけでしょう。
しかしこの店はとんかつ屋。とんかつ自体も、安いのにおいしいと評判になっています。
なのにいまだに来る客の多くが番組を見て「ロースにんにく焼き」を注文するのですから内心、不満なんじゃないかと心配になります。
でもご主人も奥さんも黙々と仕事をしながらにこやかで親切。嬉しくなってしまいました。
西武新宿線にお出かけの際はぜひどうぞ。
ただ、食べたあとゲップがずっとニンニク臭い…。
「みやこや」(鷺ノ宮・とんかつ)
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13011853/