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山田屋(王子・居酒屋)

山田屋

「半ぺん焼き」(250円)です。
こんがりときれいに焼き色がついた分厚いはんぺん8切れで250円というのは、けっこう安いんじゃないでしょうか。

山田屋

飛鳥山で夜桜見物をしたあと、友人に連れられるままむかったのがここ「山田屋」。まさにオヤジの巣窟です。

山田屋

天井の高い大きな空間に、一見無造作に置かれたテーブルと丸椅子。席同士の感覚も広く、ゆったりした雰囲気です。オヤジたちは思い思いの場所に陣取り、スーツ姿で酒を片手に語り合っています。

山田屋

一家を支えるオヤジたちですから、気持ちよく酔うためには酒も肴もお値打ち価格でなければなりません。ここの肴は「玉ねぎマヨネーズ」140円に「ハムカツ」170円から「さばの開き」380円まで、多くが200円台というお手頃価格。

ひとつ、「銀だらの煮付け」だけが600円と突出して高いのが気になりますが…。

山田屋

ただ、お手頃価格だけあって量もまた少なめ。
「あじフライ」(250円)は開いて三角形になったのが出てくるかと思いきや、小ぶりの半身ずつのフライがふたつ。でも手作りでサクサクほくほくとおいしいので満足です。

山田屋

「ほたるいかの沖漬け」250円もほんのちょっとですが、その代わりちゃんとしたおいしいもの。量少なめで価格もお手頃というのは、ひとりでふらっと来ても、いろいろ食べられるという点でとてもいい気がします。

面白かったのは「半熟玉子」(250円)。

山田屋

いったいどんなものが出てくるのかと思ってたら、蕎麦付きの温泉卵でした。月見にしては蕎麦が少なすぎるので、半熟玉子と呼んでいるのでしょうか。ユニークです。

ただ、肴は安く抑えられているのですが、酒にはこだわりがあるようです。

山田屋

壁には「鶴齢」のラインナップがずらっと。ほかの日本酒とは比較にならないこだわりよう。しかも全部値段が一緒というのも不思議です。

山田屋

悩んだ末に、「鶴齢 しぼりたて生原酒」を頼みました。鶴齢は以前から好きな酒ではありますが、まさかこんな場末の酒場で飲もうとは思いませんでした。

山田屋

三交代勤務も多い工場の街・王子にあることから、朝8時から酒を出すこの店。しかし肴にうども置いてあるなど決して「安かろう悪かろう」ではなく、そこかしこにプライドがのぞいていました。

山田屋

ぜひ、その居心地の良さとたくさんの肴と酒を楽しんでみませんか。
赤羽の「まるます家」、十条の「斎藤酒場」に並ぶオヤジの楽園として、いろんな人々に知ってほしいと思います。

 

 

「山田屋」(王子・居酒屋)
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13012322/

みんみん(♂)とっておき!!支配人

福岡県生まれの九州男児。中学高校とブラスバンドに所属し、高校のブラスの先輩がタモリさんというのが数少ない自慢です。メディア関係の企業に就職し、転勤族だったため各地のおいしいお店を探して食べ歩きを始めたのがこのウェブサイトの原点。現在は、映像関係の会社を営んでいます。

店舗情報

店名 山田屋(王子・居酒屋)
ジャンル 居酒屋・バー, 居酒屋
TEL 03-3911-2652
住所 北区王子1-19-6
山田屋(王子・居酒屋)
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営業時間 8:00~13:00 16:00~21:00
定休日 日祝

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