温泉街にたたずむ小さな店ですが、なかなかしゃれた定食を出してきます。
よくある、メインの魚や肉の皿の横に小鉢が2、3個というのではなく、大きな皿の上にメインと並んで小鉢が6個ほどずらずらずらっと。
どれもちょっと手の込んだ家庭料理、という感じですごく得した気分になれる定食です。
たとえば鰆の日。添えられてたのはひじきと豆の煮物と胡麻豆腐とポテトサラダと煮豆と玉子焼きとたくあん。
これとは別にミニサラダも。そうたいしたものではありません。でもきちんと作られたたくさんのお惣菜を前に嬉しくなってしまうのです。
別の日の魚のチーズ焼き(何の魚かは忘れた)のときは、切り干し大根と焼きなすとポテトサラダと冷奴と高菜と煮豆。さらにやっぱりミニサラダ。
ある程度のパターンがあるにしてもちょくちょく通っても飽きることはなさそうです。
これら「マスターおすすめ」定食の一方で、1日限定5食というカレーも気になるところ。
注文してみると奥さんなにかちょっと嬉しそう。「お、これを頼んでくれましたか」という意味に取ったのは私の勘違いかもしれませんが、自信はありそうです。
出てきたカレーはさらさらで具もほとんど溶け込んでる感じ。
刺激は控えめながらうま味がしっかり含まれてあえて例えるならホテルのカレー。上品です。
れにコーンスープとミニサラダ、玉子焼きにさつま揚げがついてきたのは惣菜自慢ならではでしょう。
店内は広く、木の落ち着いた雰囲気に包まれる感じ。コーヒーおかわりしてゆっくり本でも読みたくなります。
温泉につかったあとのひとときを過ごすにはほんとにいい空間だと思います。
茶の子(福岡二日市・カフェ)
https://tabelog.com/fukuoka/A4003/A400301/40019515/