神宮前から代々木へ。
しかも共産党本部の目の前です。
なんでまたよりによって…。
「孤独のグルメ Season4」第9話の舞台となった「シャンウェイ本店」が、代々木に移転・オープンしました。
前は神宮前の小さなビルの2階。冠につけていた「鉄板中華」のとおり、狭い店内の狭い厨房のかなりの部分を占める大きな鉄板と、そのまわりのカウンター、それに数組のテーブル席があるだけの店でした。
当時食べたのは「やわらか雛鳥」という蒸し鶏。
何時間も蒸すことで身が崩れるようにホロホロになり、骨さえも簡単に砕けて食べられます。醤油ベースのネギソースも絶妙で、ほかにない一品でした。
そのシャンウェイがコロナ禍で苦しんでいるのは知っていました。丸ビルの地下にあった直営の支店は長期間閉鎖され、本店もいつの間にか閉めていました。店が狭いため、感染予防対策がとれなかったのかもしれません。
そして2か月の沈黙を経てオープンした代々木の店。今回は1階にあり広々と。カレーの「CAMP」もすぐ横が第1号店で創業の地ですから、共産党の目の前は賃料が安いんでしょうか。
さて今回頼んだのは4種類のセットと6種類の麺からなるランチメニューから麻婆豆腐セット(890円)。
ほかに「シャンウェイカレー」や日替わりのあんかけ焼きそばにも惹かれたのですが、つい正統派に。
なお、ランチはすべてサラダバーつき。カウンター席にずらっと並べられたボウルに野菜をはじめ様々な料理が。
ただ、神宮前の頃に比べると生野菜が減って中華惣菜が増えた感じです。
スープといろいろ取ってきてさあ食べようというときに麻婆豆腐が到着しました。
さほど辛くはない。甜麺醤と思われる甘さと深いコクが印象的です。粘度が高く、豆腐も大きめで形を残してます。私の好みとはちょっとずれたところにある麻婆豆腐ですがきちんと作られていておいしい。願わくばもっと花椒を効かせてほしかった。
しかしやっぱりここはランチで行く店じゃありませんでした。スペアリブに大量の赤いスパイスが積み上げられた「毛沢東スペアリブ」は夜だけのメニュー。
次こそ夜に行き、毛沢東を打倒することを心に誓いました。
あ、共産党の目の前でこんな物騒なこと言ったら…。
「シャンウェイ 本店」(代々木・中国料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13263163/