アジフライ単品で400円取るだけあって大きくて肉厚でカリッとしてふわっと。
青魚らしいうま味が出てて、なかなかおいしいアジフライでした。
現在放送中の「孤独のグルメ Season9」第6話の舞台となった、東長崎にある店。
定食・割烹を名乗りますが正直に言って大衆食堂。
地域の人々に永く愛されてきた店です。
今回、この地域に足を伸ばしたのは「トキワ荘ミュージアム」訪問のためでした。
個人的に以前、「トキワ荘」の名前を借りた作品を作ったこともあり、一度は見なければと思っていましたが、この夏手塚治虫の「ジャングル大帝」を中心にした企画展が開かれているということでようやく来ることができました。
で、10時過ぎから約1時間展示を見て店に着いたのが11:20。すでに5人の行列。まあ放送直後にしては短い方かも。
11:30ちょっと前の開店と同時にカウンターに座り、悩んで選んだのが「なすしょうゆ・山かけ定食」(1,200円)とアジフライ単品。
井之頭五郎が食べた「肉となすの醤油炒め定食」(900円)に「唐揚げ単品」をそのままなぞるのもかっこ悪い気がして(隣のオヤジがまさにそれを頼んでた)ちょっと変化球のつもりです。
ところが!来たものを見ると違う。肉がない。茄子しかない。
井之頭五郎は「 肉が多い」と喜んでたのに。
あらためてメニューを見ると、「肉となすの醤油炒め定食」の下に、「なす醤油定食」(800円)という品が。セットに組込まれていたのはこっちの方だったというわけです。くぅぅ。なんと紛らわしい。
まあでもアジフライがあるからバランスは取れてるさ、と心のなかで強がります。
茄子はたっぷり油を吸ってることもありアツアツ。ただちょっと辛いというかしょっぱい。豚肉が入ると甘みが出てバランスが取れるのかもしれませんがまあご飯をかき込んでちょうどいい。
山かけは全体の量が多く、マグロもゴロゴロ。山芋の粘りがすごく、ちょっとすするとどんどんついてきます。久しぶりにこんな粘りのある山芋を食べましたし、おいしい山かけでした。
ただ、茄子だけの炒めに山かけで1,200円は微妙な気もしますが、ご飯もおいしかったので良しとしましょう。
一方、日替わりの「ロースカツとブリのなめろう」700円というのはものすごくお得な気がします。隣のお兄ちゃんが食べてるのを見ましたが、後悔したほどです。
どうやらこの店は近所に住んで通い詰め、お店任せで日替わりを頼むのが一番なのかもしれません。
そういう意味ではわざわざ行く店ではなく、たまたま近くを通りかかったら行ってみるくらいがいいでしょう。
「さがら」(東長崎・定食)
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132101/13024072/