いつも客がけっこういて、ラーメン屋というよりは居酒屋なんだろうとは思っていましたが、違いました。
この店、さらに進化した【ミャンマー居酒屋】だったのです。
西武新宿駅の北口を出て、西武線・JR線をくぐって西に出たところにある24時間営業のラーメン屋「桔梗」。
この店、実は周囲にあるおしゃれなカレー屋やオイスターバーなどを展開するグループの中心の店なのですが、この店だけとっても汚くて入るのをずっと躊躇してきました。
薄暗い店内の壁には、段ボールにマジックで書かれたメニュー札がびっしり。
そのなかに「アメタージョー」やら「ワカウキン」やら見知らぬ料理の名前が。
飲み物もまたユニークなものがあります。
「パクチーレモンサワー?」
そうつぶやいたら、横に来ていたアジア系のおねえさんが注文を通してしまいました。おいおい。
じゃあしょうがないので190円という安さで先に注文していた餃子の他はミャンマーで攻めてみることに。
頼んだのは「ワカウキン」。
やや厚めの豚バラ肉をひと口大に切ったものをカリカリに焼きつけたもの。スパイシーでこれがなかなかうまいのです。これで330円。やすっ。
ちなみにパクチーがこれでもかと入ったパクチーレモンサワーも330円。
歌舞伎町から線路を隔てただけのこの立地でやっていけるのか、こっちが心配になってしまいます。
実はこのとき2軒目。
酔いが回っていい気になって頼んだのは「おつまみミャンマーカレー」。
これもライス別ながら390円と格安です。
出てきたカレーはじゃがいもゴロゴロ。
ゆでたオクラが彩りを添えています。食べてみるとあっさりさらさら。スパイシーさはやや控えめですがなかなかうまい。
一方で、もともとあるラーメン屋としてのメニュー、日本の居酒屋としてのメニューも星の数ほどあり、餃子も190円とは思えないしっかりとしたものでした。
麺類もラーメン・つけ麺いろんな味があり、この店で食べるものがない、という事態は起こり得ないでしょう。
こんな便利でしかも安い店があったとは。
こんどは気になっていたものの容量オーバーのために食べられなかった「ヤンゴン玉子焼き」を食べてみたいと思います。
みなさんも飲んだときのシメや、飲み明かしたときの朝ごはんにもぜひどうぞ(笑)。
「桔梗」(西武新宿・ラーメン/居酒屋)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13025019/