頼んだのは、一番人気の「ハッシュドビーフの煮込みハンバーグのオムライス」。
卵4個分はあろうかという巨大なオムライスにどーんとハンバーグが乗り、焦げ茶色のソースがかかっていますが、ハッシュドビーフというにはビーフの姿が見えません。まあデミグラスソースといったほうが正しいかも。
一方で、やや白っぽい玉子焼きはふわふわとしてスフレのようです。
この食感は女の子が大好きでしょう。
ハンバーグは玉ねぎなどが多い上にホロホロと崩れやすいので餃子の餡を連想させる感じ。
これは悪い意味ではなく、スフレのような玉子焼きとはよく合っています。
この店があるのは奈良市。
奈良市は受験の帰りに神社仏閣遺跡を見て回ったとき以来でしたが、小川や丘が街に寄り添うような感じで存在し、おだやかな雰囲気で暮らしやすそう。けっこう好きになりました。
商店街にある評判の店は、その名も「おしゃべりな亀」。
なんか由来を聞いてはいけないのではないかと思うほど突拍子もない店名ですが、半地下の店内はオレンジ色にまとめられた喫茶店的な雰囲気。
たぶん本来は喫茶店として創業し、軽食として出していたオムライスが評判となってそっちがメインになったのでしょう。
ほかには「お好み焼きオムライス」や「エビチリソースオムライス」などオムライスにも様々なバリエーションがあり、飽きさせない工夫も。
奈良は、食の面では際立った特徴がない地域とされていますが、ちゃんとおいしいものはありました。
観光で訪れた際には必ず寄ってみたいお店です。
「おしゃべりな亀」(奈良・オムライス)
https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000043/