サーロインにイチボにカイノミに。

牛のいろんな部位に、鴨に羊に豚も鶏も食べ放題。

さらにサラダバーもあって、見たこともないような野菜も、豆の煮込みもごはんもみんな食べ放題です。

表参道の駅を出てすぐ、アップルストアの横の路地を入ったところにあるブラジル風BBQ「シュラスコ」の店。

長い鉄の串に刺した肉の塊を、ブラジル人スタッフが持ってきては大きなナイフで削ぎ切るようにして切り分けてくれるのですが、これがなかなかいい肉でほんとにおいしい。

以前行った、銀座のシュラスコの店ではパサパサの肉で途中で食べるのが疎ましくさえ思え、「元を取らなきゃ」という義務感で食べ続けていましたが、この店の肉ではそういう義務感が起こりません。

なんて言うんでしょうか、これだけおいしい肉なんだから、量を食べなくても満足、という感情がわいてくると言うか。（でも意地汚く大量に食べてしまう）

テーブルにはプラスチックのメダルがあって表が緑で裏が赤。緑を上にしてるとゴーサインで、肉を持ったスタッフが次々やってきては「イチボは？」「ガーリックステーキは？」と勧めてくれますので、客は「ほしい」か「それはいらない」かの意思表示をすればいいのです。

この日、朝はパンと紅茶だけで昼を食べ損ねたので、食べ放題に挑む態勢としては万全だったのですが、それでも「肉のわんこそば」状態はなかなかにハード。

しかも最初にサラダバーに行ってつい欲張って野菜てんこ盛りで食べてますから、まだ序の口と思ってたはずがペースダウンしてきます。

サラダバーでとったものでおいしかったのは「フェジョアーダ」。

豆の煮込みで、ごはんにかけて食べるブラジルの国民食だそう。味付けは基本的に岩塩だけだそうですが、豚の脂身と豆のうまみが渾然となっていてなかなかおいしい。

実は以前、六本木の支店に行ったときにもこのフェジョアーダを食べたのですがピンときませんでした。店によって微妙に味が違うのでしょう。

しかし、昔ならもっと食えたはずなのに早い時間でギブアップ。
連れの若い子がまだまだいけるというのに（この子はもともとギャル曽根並みの超大食い）、男として少し恥ずかしい思いをしました。

しかし質の高い肉の、好きな部分を好きなだけ食べられるというのはなんといっても魅力的。

特別な日に特別な相手との会食では、ぜひ選択肢のひとつに入れてほしい店です。

「バルバッコア」(表参道・ブラジル料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13003475/