クアトロフォルマッジ、うますぎ。
さすが赤坂のナポリピザの老舗です。
昔、うちの近所に「センプレピッツァ」という格安ピザ屋ができました。
1枚300円台からという価格破壊ピザでしたが、これがナポリスタイルでけっこううまい。わが家では休日になると大きなお皿を持って買いに行ったものでした。
ところが、ここ数年の糖質制限ブームが直撃。安い定食屋でも「ご飯半分で」という注文が当たり前になったなかで、炭水化物の塊であるピザは人気を失い、近所の店はあえなく撤退してしまったのでした。
それ以来のナポリピザ。
しかしこれまで食べていたものはなんだったんだろうというほどのおいしさです。
そりゃあ、値段が4倍近く違うのですから仕方ない部分はあるにしても、ここまで味が違うと別の食べ物のようです。
なによりもこぼれんばかりのチーズ。とくに青カビのチーズが素晴らしいアクセントになっています。これにイタリアの辣油をかけ、手でつかめないほどの熱々を頬張れば、まさに至福、いや口福のひとときです。
ほかのピザも食べたかったのですが、先に注文した「浅利と蛤、ムール貝の黒胡椒蒸し」「季節野菜のサラダ」「本日の鮮魚のアクアパッツァ」がどれも予想以上に量が多かったためギブアップ。
しかし魚介類の2品も非常においしく、魚介だらけになってしまったことの後悔はありませんでした。
TBS放送センターのすぐ南、一本裏に入った細い通りにあり、あまり便利な場所ではありませんが、ぜひ一度は行ってみるべきおいしさだと思います。
「ESSE DUE(エッセドゥエ)」(赤坂・ピザ)
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13002191/