左のちっちゃいのが普通の餃子、右のはその100個分の巨大餃子です。
人間の頭より大きい…。
ずっと憧れてた「神楽坂飯店」のジャンボ餃子にチャレンジすることができました。
この「神楽坂飯店」では、このジャンボ餃子をひとりで1時間以内に平らげたら9,600円がタダ。その上賞品として紹興酒がもらえ、店内に名前が掲示されるなどフードファイターの聖地として知られています。
別に挑戦しなくても、大人数で分けあって食べるのも可なので、いつか食べてみたいと思っていましたが、異常にノリのいい有志のみなさんとともに夢を実現するチャンスがやってきたのです。
このジャンボ餃子、2日前までの予約と、店を訪れての先払いが条件。昼どきに予約だけするのもなんなので、本来の餃子を食べてみることにしました。
ジャンボ餃子のもととなる餃子は一人前5個でいたって普通。
食べてみるとこれがおいしい。皮がもちっとして餡がふわっとして。
大食いチャレンジの店なので怪しいイメージを持っていたのですが、これだと巨大餃子の味も期待できそうです。
そして一緒に頼んでみた「スープなし担々麺」(730円)。
汁なしではなく「スープなし」のネーミングの意味は、ひとくち食べてみるとわかります。
昔ながらのニッポンの担々麺のスープを減らしただけ。しかしだからといって見くびることなかれ。これがけっこうおいしいのです。昔ながらのニッポンの担々麺の特徴である芝麻醤(ゴマペースト)の甘みをしっかり残しながら、濃厚な味のまぜ麺となっていて安心感があり、これはこれで立派なメニューとして成り立っています。
そして3日後、チャレンジの日です。
あまりの巨大さに、焼き上げるのに3時間はかかるというジャンボ餃子。13時に来てくれと言われていたのですが、空腹を抱えた我々は12:30に入店。待ちきれずにほかのメニューを頼み始めます。
比較用の普通の餃子にはじまり、牛肉の辛味炒め、
青菜炒め、
チャーハンなどをペロッと平らげてしまいます。チャレンジ前にこれだけ食べて大丈夫か?
そして満を持してジャンボ餃子が登場。会場は興奮に包まれます。「でかっ!」と叫ぶ声、「意外に小さい」と安堵する声が交錯し、同じフロアにいたほかの客も写真に撮りにくる始末。
そして“入刀式”を経て、13人に等分すると中にはぎっしりと具が。もはや餃子というよりミートローフのパイ包みのようです。
食べた者からは口々に「おいしい」との声。味も大味かと思っていたらジューシーでおいしい。皮も厚いけど饅頭のようでもっちり。そして15分もたたずに全員が何の苦もなくあっという間に平らげてしまいました。
こんな巨大な餃子を食っておきながら、「まだ足りない」といって五目焼きそばを注文してしまうこの集団っていったい…。
しかしこれは盛り上がります。みなさんも機会がありましたらぜひこのジャンボ餃子にチャレンジしてみてください。
なお繰り返しますが、このジャンボ餃子だけは2日前までの予約必須で前払いなのでご注意を。
「神楽坂飯店」(飯田橋・中国料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13011333/