なすトマトチキンカレーです。
北海道のスープカレーとインドカレーの中間といった感じでしょうか。
なにしろ、北大入学をきっかけに札幌のスープカレーに目覚め、北大カレー研究会幹事長を経てアジア放浪の旅の末に作り上げたという、男の人生を賭けたカレーです。
辛さとトッピングは選べても、カレーそのものは一種類のみ、というところに自信のほどがうかがえます。
最近、日の屋だのゴーゴーだのといったべちょべちょしたタールのようなカレーが増殖してますが私自身、あれらのカレーをおいしいと思ったことがありません。
カレーならスキー場の田舎カレーでも文句言わずおいしく食べられる私でもあのふたつだけは苦手です。
店の名は「Curry 草枕」。
新宿御苑のすぐ北の古い雑居ビルの2階の店は意外にもどの駅からも遠く不便。
くそ暑いなかたどり着いたときは意識が朦朧とするほどでした。
頼んだのは辛さ5倍でルー大盛り。
あふれんばかりに盛られたカレーにはきれいに並べられた焼きなすと赤い顔をのぞかせてるプチトマトが。プチトマトは沈んでるものも含めて5~6個入っていましたからけっこう良心的です。
カレーソース(ルー)は玉ねぎがメインといった感じ。
小麦粉を使っておらず、動物性のだしもあまり感じられないためコクはなくやや薄っぺらい味の印象。
まあここは好みでしょう。
ごはんが北海道産の米ということで、その硬さがサラサラカレーにぴったりです。
福神漬けも色が自然でこだわりを感じます。
欧風、インド風、タイ風と様々なカレーが食べられる東京ですが、ちょっと違ったカレーが食べたくなったらここに来てみてください。
「Curry 草枕」(新宿三丁目・カレー)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13042970/