このステンレスプレートでカレーを食べるのが夢でした。旧海軍から続く、伝統の海上自衛隊のカレー。長期航海では曜日感覚を失うために金曜日はカレーの日と決めて提供するならわしがいまも受けつがれています。
私たちが食べたのはあいにく木曜日でしたが、軍港佐世保の地方総監部内の食堂で食べるカレーは感慨ひとしおでした。
この食堂、退役した護衛艦「くらま」を記念して装飾されていて、時計などの装備品があちこちに。観艦式で野田・安倍のふたりの首相を乗せたときのそれぞれの写真も飾られています。
さてカレー。事前予約で1,100円の一品はカツやゆで卵、牛乳にデザートもついた豪華版。
カレーソース(ルー)はチキン(たぶん胸肉)がたっぷり入り、味付けはやや甘めのあっさり。海自カレーは乗員全員に提供するものですから基本甘めになるのは当然でしょう。
カツは見た目小さいもののしっかり厚い。サクッとした衣の歯触りよく、うま味もしっかり。我々の到着が遅れたので少し冷めてましたが、充分おいしいものでした。
めったに食べられないカレーですが、ときどきチャンスがあるようですので、機会を逃さず食べてみてください。
「くらま食堂」(佐世保)
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