出てきたのは、熱々の鉄板の上に注がれたオレンジ色のカレーソース(ルー)のなかに浮かぶ四角いごはんの山と二段重ねの豚肉。
ここで私は、大きなミスを犯したことに気づきます。
「マッシュポテト、トッピングするのを忘れた!」
そう、この店でマッシュポテトを追加すると、胡椒の粒を目にした「雪だるま」が載せられ、とても“映える”のです。うわーしまった。慌ててスタッフに尋ねると、マッシュポテトだけでの追加は可。すぐにやってきたポテトをスプーンですくい、自分でデコレーション。
まあなんとか“映え”カレーができました。
ここは福岡市地下鉄中洲川端駅を出てすぐ。
上川端商店街のなかの銃砲店の地下にできたスリランカカレーのお店です。
薬院に最初の店があり、人気となって東京に進出。「神田カレーフェスティバル」にも参加して特別賞を獲ったとか。勢いのあるお店です。
頼んだのは「豚肩ロースカレー」のレギュラー(1,300円)。辛さ4辛にしました。
レギュラーだと1cmほどにスライスされた肩ロース肉が二段重ねでどーん。迫力あります。肩ロースは見た目のゴツゴツしたイメージと違ってふんわりした食感でおいしい。
四角く成形されたご飯は、日本のお米とは明らかに違いますが粒が細長くない。むしろ日本のお米より短くて砕いたのではないかと思うほど丸い。初めて見るお米です。
そしてカレーソース(ルー)は香り豊かで辛さも私にはちょうどいい。4辛だとスパイスが一種類増えるとのこと。やみつきになりそうです。
同行した若い女性は1辛で、肉が1枚だけの「ハーフ」(1,100円)を頼んだのですが、お腹いっぱいを超えて胃薬を買いに行くほどでしたからやはりボリュームはすごいのでしょう。
東京ではまだ珍しいのに、福岡市には数多くあるスリランカカレー。いくつかの店で食べましたがここのカレーが私には一番好ましく感じました。
「Rスリランカ」(福岡中洲川端・カレー)
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40067417/