街中華で、定食を注文して餃子を追加、ってよくやりますよね。
この店の「焼餃子定食」が720円と安いのでやや不安になり、選んだのが「炒麺定食」(720円)という柔らかい焼きそばの定食。
これに焼餃子単品(580円)をつけ、ちょっと豪華な満腹ランチにしようと思ってました。
しかし出てきたものを見て、思いっきり後悔。福岡の餃子は小さいという先入観に囚われ、さらに物価の安さを忘れていたのです。
皿に焼きそばが10cmの山盛り。
これに茶碗にぎっしりの白いご飯と具沢山のスープまでついています。
大阪の「お好み焼き定食」を笑えない炭水化物祭りです。
そしてその横の同じ大きさの皿には、くそデカい餃子がはみ出さんばかりに8個も鎮座しているじゃないですか。
この瞬間、KO負けが決まりました。
さっそくお姉さんを呼び、テイクアウト用のパック(20円)をもらいます。持ち帰りやすいのは餃子の方ですから食べるのは焼きそばから。
細い平麺を醤油やオイスターソースで炒めてあり、なかなかうまい。1cm四方に刻まれたキャベツを中心に豚肉、玉ねぎ、ニラなどの炒め具合もよく、香ばしいので箸が止まらなくなります。
結局、焼きそばを全部平らげてしまいました。
そして3歳児の拳ほどもあるデカい餃子。
やや厚めのもっちりとした皮のなかにはたっぷり餡が詰まっています。
餡は肉が主体でニラとキャベツが混ざっている程度。箸でつまむと見た目以上に重い。噛むと柔らかい餡のうまみが口じゅうに広がります。
しかしやっぱり無理でした。完食は。残った餃子を自分でパック詰めにし、次の用事の場所に行きましたが、レジ袋をキツく結んでもなお漏れ出す餃子の匂いをごまかすことはできませんでした。迷惑だっただろうなぁ…。
しかしこの安くてうまくて巨大な餃子はぜひ一度食べるべきだと思います。
「餃子李」(福岡薬院・中国料理)
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000194/