脚一本のカオマンガイです。
カオマンガイというと鶏だしで炊いたご飯の上に、スライスした蒸し鶏を乗せるもの。
ところがこの店のは骨付きの鶏の脚が丸ごと一本そのまま提供され、客がそれを自分でほぐしてご飯の上に乗せて食べるというユニークなものなのです。
ここは曙橋と四谷三丁目の真ん中にある「キッチンどろまみれ」という店。
2階に「どろまみれ」という焼鳥の人気店があり、それをよりカジュアルに振って1階に作った姉妹店だそうです。両店とも比内地鶏のおいしい焼鳥をどこよりも安くというコンセプトだそうで、たしかに近くにあるかつて有名だったチェーン店よりも安い。(そこは冷やしトマトが1,320円します)
そういう意味では「カオマンガイ」(1,200円)よりも「炭火焼鳥膳」(1,000円)を食べるべきだったのでしょうが、酒なしでご飯と一緒に焼鳥、というのはどうしても抵抗がありました。
ランチは4種類。
カオマンガイと炭火焼鳥御膳のほか、日替わりの「どろまみれ膳」(1,500円)はこの日は短角牛のハンバーグ。そして比内地鶏スープの「温麺とシュウマイ」(1,200円)とのこと。続けて来てもよさそうです。
野菜にも力を入れているそうで、前菜として提供されるサラダも量が多く、にんじんや玉ねぎなどをすりおろして作った自家製ドレッシングも美味。
また、鶏の脚に添えられた焼きズッキーニもかなりのおいしさでした。
その、脚一本のカオマンガイ。皿を覆い尽くすかのような大量のパクチー(香菜)や、目玉焼きも添えられています。たれは甘じょっぱい感じのもの。魚醤を使っているのでしょうが、臭みはなく、うま味が豊かです。
ご飯はお茶碗によそわれてきますが肉が多いのでおかわり必至でしょう。
もともと夜のみの営業でランチはやってなかったようですがこのご時世、週末だけ店内でランチ営業するほか平日含めて昼からテイクアウト営業中。
テイクアウトだと比内地鶏の焼鳥を含めメニューが増えるので、持ち帰って家呑みやホームパーティーなどにもいいと思います。
2階は「通常営業」とのことですので夜またぜひ訪れてみたいと思いました。
みなさんもぜひ。
「キッチンどろまみれ」(曙橋/四谷三丁目・焼鳥)
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13156189/