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シチュー屋(北千住・居酒屋)

シチュー屋

鍋を頼む場合、普通「注文は二人前からお願いします」とかメニューに書いてあったりするものです。ところが、この店にたまたま入った2年前のこと。ふたりで寄せ鍋二人前を頼もうとしたところ、主人にこう言われました。

「ウチの鍋は量が多いから、一人前で充分ですよ。」

頼んだ寄せ鍋は一人前1,700円。まあ普通か安めの値段です。
それが一人前だけでいいというのですから、正直、半信半疑でした。

そしたらまあ、量がすごいこと。

シチュー屋

上の写真を見てわかるとおり、鮭だの金目鯛だの鱈だのいろんな魚貝がてんこ盛り。ひとつひとつの具材もよく下に隠れた野菜もたっぷり。スープがちょっとだけしょっぱいのが玉に傷ですが、二人で一人前というのは大正解、もし主人の言うことを聞かずに二人前頼んでいたらどうなったかと恐ろしくなるほどでした。

とにかく、鍋のコストパフォーマンス(価格性能比)では、ここ以上に素晴らしい店を私は知りません。

シチュー屋

この店の場所は、北千住駅の西口。
最近、駅前再開発で丸井がオープンしたりときれいになりましたが、いまも一歩南に下ると網の目のような細い路地の両側に小さな小さな店がひしめき合う、昔ながらの飲み屋街があります。

この店は、駅を出てすぐ左にまっすぐ行った奥の方にひっそりとたたずんでいます。

シチュー屋

しかし、なぜ和食の店なのに「シチュー屋」か。

シチュー屋

シチューと呼べるメニューは一切ありません。
鍋のほかは刺身や肉豆腐など一般的な和食メニューそのもの。なぜシチュー屋などと呼ばれるのか。

シチュー屋

主人に聞いたところ、説明してくれました。

「戦後すぐの食料難の時代、先代がこの一帯の闇市で 食べ物屋を始めたんですが、そのとき出してたのが いろんな材料を一緒に煮込んだヤミ鍋のような煮物。これをシチューと称して売っていたんですよ。それで店の名前もいつのまにかシチュー屋となったんです。私はもともと板前をやっていたんですが、この店に婿に入ってから徐々にちゃんとした和食のメニューに替えていって、いまのこの店になったんです。」

実際、メニューは非常にまっとうなものばかり。

シチュー屋

たとえば「しめさば」にしてもとても柔らかくしめてあり、スーパーで売ってるようなパサパサのものとは別物。

シチュー屋

この日のお勧めだった「寒ぶりの刺身」も身がしまっていてしっかりとした感触。脂が染み出してぬらぬらするような安い鰤とは別物です。

魚を食べるにしてもまっとうですし、鍋を頼んだらとても安くお腹一杯になれます。

シチュー屋

東京の北の交通の要衝、北千住。

北千住に行ったとき、お財布に余裕があったら「バードコート」。
経済状況が厳しかったら「大はし」。
どっちでもない中間だったら、この「シチュー屋」。

この3軒を知っていたら、もう北千住は制覇したも同じ。店選びで困ることは絶対にないでしょう。

みんみん(♂)とっておき!!支配人

福岡県生まれの九州男児。中学高校とブラスバンドに所属し、高校のブラスの先輩がタモリさんというのが数少ない自慢です。メディア関係の企業に就職し、転勤族だったため各地のおいしいお店を探して食べ歩きを始めたのがこのウェブサイトの原点。現在は、映像関係の会社を営んでいます。

店舗情報

店名 シチュー屋(北千住・居酒屋)
ジャンル 居酒屋・バー, 居酒屋
TEL 03-3870-2421
住所 足立区 千住 1-32-4
シチュー屋(北千住・居酒屋)
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交通手段 北千住駅より徒歩5分
営業時間 17:00〜22:00
定休日 日祝

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