いちばんおいしかったのは、「赤エビのアヒージョ」でした。
グラグラと激しく沸騰するオリーブオイルに潜むのは3匹の大きなエビ。
これが肉厚でぷりぷりでおいしいのです。
「こないだ私たちで行ったんですけど、あそこは良かったですね。」
ホテルのフロントのお兄さんの、この言葉を信じて正解でした。
京都・舞鶴の中心部を東西に貫くアーケード街。この季節の6時半はすっかり暗く、寂しげな雰囲気の漂う通りを東から西の端まで10分ほど歩いてたどり着いたのは赤い扉の小さな店でした。
長いカウンターに4人がけテーブルが3つ。内装も赤で統一され、なかなかおしゃれです。
生ビールはカールスバーグ。
注文した料理のなかでもうひとつおいしかった「本日のゴイクン」。
この日の生春巻はサーモンとクリームチーズの組み合わせが絶妙で、スイートチリソースが余計に思えるほどしっかりとした味がついています。
またこの日のお勧めの「釜揚げしらすピザ」もまた薄くパリッとした生地としらすの塩加減がよくあっていていい。
そして「イカの炙り焼き」もきれいな皿に盛り付けられるとここまでおしゃれになるのかと驚きます。
店名に「fish bar 鯨」とあり、魚の料理を得意としているようです。
どうして「鯨」という名前にしたんですか?
この質問に「以前、この名前で海の家をやってたんですけど、そこを閉めてこちらを開くときにそのままで。」
メニューに鯨の赤身とベーコンがありますが、これはあと付けで揃えたんだそう。
なお、魚介類だけでなくほかにも「温玉のせシーザーサラダ」や「ゴボウチップス」などいろんなメニューがあり、それぞれちゃんとしていて洋風居酒屋といった感じ。
そしてシメに頼んだ「バルのカレー」がかなり本格的においしいのにびっくりしました。
具が煮込まれてサラサラとなっていて香り高く、しかもけっこう辛い。決して片手間に作ったものではありません。
fish bar といいながら何でもおいしくシメまで楽しめる店。
やはりおいしい店は地元の人に聞け、ですね。
「Fish bar 鯨」(京都舞鶴・居酒屋)
https://tabelog.com/kyoto/A2609/A260902/26025513/