生姜焼きがめちゃめちゃおいしかったこの店。
GoToトラベルにGoToイート、古くは#MeToo なんてのもありましたから、この店【GOTOO】はなんと読むのか動揺してしまいます。
いや、何のことはない【ゴトウ】さんなんですけどね。
しかし大塚駅に久しぶりに降り立ってみると、別世界に来たかのよう。
あれだけごちゃごちゃだった駅前がすっきりきれいになっています。
いっちょまえに駅ビルなんかできちゃって。
ただ、駅前の広場を抜けるとすぐに昔ながらのごちゃごちゃした街並みに。
細い路地が入り組むなかの五叉路の角にこの店はあります。
着いたのが11:00ちょっとすぎ。
用事が思ったより早く終わったので混まないうちにと来てみたのですが先客なし。一番客となってしまいました。
注文したのは「豚肉生姜焼」セット。この店の看板メニューです。
肉1.5倍で1,200円というのもありましたがここは初めての店。手堅く900円でいきましょう。
その代わりランチビール280円を。
出てきた生姜焼は、見た目が丸くてまるでロールされたマトンのよう。大きいのが6、7枚もある大サービスぶりです。
うわっ柔らかい。それが最初の感想。
きっちり漬けこまれているのでしょう。ある程度の厚みがあるにも関わらず、
普通に歯で噛み切れます。
肉は赤身がほとんどで脂身はあまりない。ほんの少し血の味のようなえぐ味があるところから肩ロースあたりでしょうか。いい肉です。
味は尖ったところがなく、生姜の味もそれほど主張せず優しめ。
ほかにはない味で、この店の看板である理由がよくわかりました。
白いごはんとの相性も抜群で、おかわりしたくなるほど。
平皿に盛られたごはんに味噌汁というのも、古き良きニッポンの洋食として象徴的ですが、その白いごはんとの相性も抜群で、大盛りにしなかったことを後悔しました。
てんこ盛りのキャベツにはあらかじめドレッシングがかかって出てくるのですが、そもそも生姜焼の醍醐味はたれにキャベツをひたして食べることですから、次からドレッシングなしで、とお願いしようと思います。
山手線の駅としては珍しく、地下鉄や私鉄との乗り換えがないためめったに降りることのない大塚ですが、こんな素晴らしい洋食の店があるとは。
ほかのメニューもおいしそうですし、日替わりもあります。
わざわざ用事を作ってでも通いたいお店ですね。
みなさんもぜひ。
「洋食 GOTOO」
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13022659/