ぎょ、餃子がない。
ニッポンの中華なのに…。
いわゆる「街中華」で、餃子を置いてない店というのは初めてかも。
12年前にこの店に来たときはあったのに、高齢化で面倒になったのでしょうか。
メニュー自体、かなり減った気がします。
チャーハンを食べたかったのですが単品(680円)では安いので申し訳なく、食べてても単調になりそうなので焼売(520円)を追加しました。
きょうは西新宿。商工会議所で相談があり、無事に終わったのが昼すぎ。インドカレーと迷った末にずっとごぶさただったこの店にしました。
先にきたのはチャーハンのほう。
お盆にはチャーハンのほかにスープとマカロニサラダ(というよりマカロニのマヨネーズあえ)と醤油味のもやし。
飽きないような工夫はされています。
チャーハンは街中華らしいややぽってりとした感じ。卵がまんべんなく行き渡り、細かく刻まれたチャーシューとネギが過不足なく織り込まれています。塩加減もよく、きちんとおいしい。飽きることなく食べられます。量もしっかりあり、これだけで大人の昼食としてはじゅうぶんでしょう。
遅れてやってきた焼売は、やや小さめのものが4個。
肉がみっしり詰め込まれたというより少しふわっとした感じ。「551蓬莱」のような特有のくせのある畜肉臭がなく、食べやすい焼売です。
皿に添えられてた辛子も鮮烈でよかったのですが、卓上の真っ赤な豆板醤で食べるとよりおいしく感じられました。
また、そのすっぱ辛さで店の名物という「胡麻野菜らーめん」(850円)は健在ですからこちらもぜひ。
昔ながらの正しいニッポンの中華。外観は地味でつい通り過ぎてしまいそうですが、普段づかいに便利な店として覚えておくといいと思います。
「富城屋」(西新宿五丁目・中国料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13040468/