ランチメニューに書いてあった「ボリューム満点!」を甘く見てました。
「燻製お肉3種丼」(1,000円)の凄いこと。
1cmはあろうかという厚切りベーコンが3枚に、鴨肉の燻製もまた厚切りで4枚。
それにやっぱり燻してある焼売3つにウインナー1本。そして燻製卵。
厚切りベーコン3枚だけで丼飯が2杯食べられるほどなのに、鴨肉も端っこがどーんとついていますから食べ応えあり。
正直、途中でギブアップしそうになりました。
しかもその前に大きめのサラダと、いぶりがっこが入ったポテトサラダが出され、大根いっぱいの味噌汁も。
これで1,000円はサービスしすぎでは?と思えるほどです。
「煙人」と書いて「えんじん」と読ませるこの店。
店内は一列のカウンターが中心で、奥に小さな座敷がある様子。
カウンターの上と奥の棚には様々な果実酒が入った瓶が並んでいますが、それらに混じってハブ酒も。
この店を切り盛りする女性が沖縄出身だからでしょう。ハブ酒は先払いでワンショット2,000円だそうですので、精力をつけたいかたはぜひどうぞ。
もともと夜だけの営業だったのを、コロナ禍で営業時間を短縮したためランチを始めたようで、食べログではランチのレポートがありません。私も狙ってた店が休みだったので、さまよった末になんか良さげな雰囲気を感じて入ったのですが大当たりでした。
さてランチの「燻製お肉3種丼」ですがベーコンは軽く焼き付けてあり、脂も多少落ちていて肉のうま味がじゅわっと溢れ出てくる感じでおいしい。ただやはり三枚肉。大量に食べると胃が多少もやもやします。
鴨は店で売ってたんじゃないかと思うほど美しく、食感もしっとりとしていい感じ。表面の硬さというか弾力が本物の燻製であることを感じさせます。
焼売は小さいものの濃い味で、ウインナーもピリッと辛くていい。
印象的だったのは卵で、燻されたことで水分が飛び、非常に弾力があって濃厚でした。
燻製というと渋谷の「あなぐま」という店が素晴らしく、通いつめていましたがここの燻製も劣らぬ技のよう。
こんどは夜に行って魚介などでその技を堪能してみたいと思います。
しかしまあ四谷三丁目、荒木町にはいい店がたくさんあるものです。
これまで知らなかったことを後悔しています。
みなさんもぜひ。
「煙人」(四谷三丁目・燻製料理)
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13119216/