いっこうに状況が好転しないばかりか、いつまで放射性物質を
まき散らすのか見当もつかない状況になりつつある福島第一原発。
周辺自治体は地図から消えることも覚悟しなければいけない状況に
なりつつあるといっても過言ではないでしょう。
しかし、それでも原子力しかないのです。
東京電力の現在の供給量が3,650万kWなのに対し、夏の7月末の
需要予測が5,500万kW。これから小規模火力発電を復活させたり、
急いでガスタービン発電所を設置したりしたとしても上積みできるのは
せいぜい1,000万kW。
まだ1,000万kW近くが足りないという深刻な事態がやってきます。
ところが、柏崎刈羽原発の現在休止している 3基を早期に再稼働し、
この春以降に定期点検を予定している原子炉の定期点検を特例で
延期すれば、約400万kWが生み出せることになります。
また、「安全に停止した」福島第二原発がどの程度のダメージを受けて
いるのかわかりませんが、この早期復旧と再起動によって生み出せる
電力は440万kW。
さらに地震で自動停止したままの日本原子力発電(株)の東海第二原発の
再稼働で110万kW。
同じく地震で自動停止している東北電力女川原発の出力は約200万kW。
これの一定部分を東京電力に融通してもらうとすれば、瞬く間に合計
1,000万kWが生み出せるのです。
たしかに、未曽有の津波が原因とはいえこれだけの事故を起こしてしまった
原子力発電所に対して、多くの人々が心理的な抵抗を持つことは理解できます。
しかし私たちの生活のほとんどすべてとも言っていい部分が電気に頼って
いる以上、すぐ目の前にある電力危機に対してほかの選択肢はありません。
もしこのまま原子力を否定するなら、それは私たちが文明を捨て、文化を捨て、
社会の治安も捨て、さらには先進国の地位をもすべて捨ててしまうことを
意味します。
やはり、原子力しかないのです。
たとえしばらくの間であっても。
コメント
昨夜メールで攻撃予告をしたら早速防御に走りましたねぇ・・・
で、日本で原発を建設しても一番安全だと思われる小笠原に
建設することは賛成するのでしょうねぇ?
べつに秀さんが攻撃するとかしないとかは関係なく、私がずっと
考えていたことを書いたまででですよ。秀さんじゃあるまいし、
そんなこんまい人間ではありませんからね。
小笠原で消費する電力は現在、小さな火力発電所でじゅうぶん
足りていますから、原子力が必要という話にはなっていません。
また、本土に送電しようにも、東京まで1,000km、八丈島まででも
800kmもありますから無理です。
まあ、具体化したら考えますよ。
逃げてないで答えてくださいね。
小笠原の父島には現在、重油を燃やして発電する「小笠原父島内燃力発電所」があり、
3基の発電機で4,300kWの発電能力があります。実際には3つのうちどれか1つが
点検中ということですので、実際には父島の電気は3,000kWあれば十分ということです。
一方で、東芝が現在開発中の超小型原子炉でも1万kWの出力があるといいますから
過剰性能になっちゃいます。ですから、小笠原諸島に原発は不要なんですね。
わかりましたか?
そういうことを言っているのではありません。
基本的に原発賛成ならば、必要あれば小笠原の人たちに
将来の為に必要であり、かつ安全な小笠原に原発を建設
することも必要であると宣言できますかと聞いているのですよ。
みんみんさんが私に「祝島」を踏み絵にしたように、これはみんみんさん
へ踏み絵をを提示しているのです。
ごちゃごちゃ個々の理由を並べて言い逃れするのじゃなく、答えは
イエスかノーしかありませんよ。
なんか必死ですねぇ。
祝島の場合、現実に目の前に原発の計画があり、島のほとんどの人々が
建設に反対しているという状態だったわけですから「踏み絵」は当然です。
それに対し、本土から1,000kmも離れていて送電が不可能な小笠原で、
まったく構想すらない原子力発電に対してYesかNoかって聞いてなにか
意味があります?
それでも聞くならYesと答えておきましょう。
1万kWの超小型原発が実用化されて小笠原に設置したとき、
7,000kWもの“電気の有り余る島”としてどんな活用法があるだろうか、と
想像すると面白いと思いません?
祝島の例を持ち出してイエスかノーか答えを迫ることは
どういう意味があったのでしょうか?
反対論者ならば、それ見ろやっぱ危ないと思っているから
反対するんだろうと言う事になりますよねぇ。そうじゃないんでしょ?
福島や美浜が電気不足起こして原発を建設した訳じゃないのは
わかってるとおもいますが、必要あって建設したわけです。
それを説明し説得するのが政治だと思いますし、必要な事ですよねえ。
高いとこ目線の評論家のような言辞は今や不要ですよ。
今必要がなく不可能に近いからこの問題からスルーしようと言うのは
ちょっと卑怯だとおもいませゼ。
ですからぁ、なにもスルーしてないじゃないですか。
超小型原子炉が実用化されたら小笠原に設置して、
“電気の有り余る島”にしてみたらたしかに面白いかも、って
言ってるじゃないですか。Yesですよ、Yes!
そうだ!有り余った電力で海水を電気分解しちゃいましょう。
島じゅう酸素カプセル状態にして、さらに観光客を呼ぶんですよ。
さらに余った酸素は酸素を空気中に放出して、地球全体の酸素も
ふやしちゃいましょう。
そしてもう一方の水素ガスはタンカーに積んで、本土の新しい
エネルギー源として売っちゃえばいい。そしたら島は潤います。
なんと素敵な構想でしょうか。
やっとしぶしぶ認めて、んでとうとうヤケになっちゃいましたねぇ・・・
はぁ。
まあ、あまり追い込んでもかわいそうですからこのくらいにしておきましょうかねぇ。
なんか吉本の喜劇役者の台詞に同じようなモンがありましたねぇ。
まあしかし、今ヒステリックになってますが冷静に将来を考えていく事が
必要ですね。
それとこれから論じるのは、原発の安全性云々ではなく、
それを担保している安全管理について議論を深めていくことだと思います。
まあ、秀さんのようなマネジメントじゃダメだってことは
よくわかりました。
マネジメントにだけ拘ってる心情って松下政経塾出身の民主党議員
みたいですね。もしかして隠れ信奉者?
秀さんが「経営者でも…」という話を持ち出したから、
そりゃあさぞかし立派な経営哲学やマネジメント論を
お持ちなのだろうなと。
でも実態はねぇ。
秀さんはこっそり民主党に票を入れちゃうようなひとですからねぇ。
なーにがマネジメントだか・・・・
民主党員には言われたくないですなぁ
罵るコトバと相手をやり込めるテクニックだけ旨くなっちゃった
どっかの総理じゃあるまいし・・・・
要は基本的な考え方と問題へのアプローチの仕方です。
いっちゃあ悪いですけど、ビジネスのビの字も知らないスチャラカ
社員に突っ込まれる覚えはございません。
あらあら、よっぽど悔しかったんですねぇ。
でもね、毎日夕方5時ぴったりに退社できる
すっとこどっこい取締役に、何か偉そうに
言われる筋合いはございませんことよ。