閉店までもうすこしとなってしまいました。
この、おいしいたこ焼きともう会えなくなるかと思うと
かなり残念です。
高田馬場の絶品たこ焼きの店「千成屋」。
あす11月14日(日)で店じまいしてしまうというのです。
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閉店はまさに青天の霹靂。
おじいちゃんに、なんで閉めるの?と聞いたら
「商売がもうあかんようになってしもうて。
わしはクビや。代わりにようけやるのが来るそうやけど
わしはもう何もせん。」
このおじいちゃん、雇われ料理人だったんだ…。
関西で日本料理の板前をやっていたというこのおじいちゃん、
これをきっかけに引退するとのこと。すごくもったいない気がします。
以前から私が考えているのは、こうした腕のある料理人を
助けるためのNPO法人か株式会社が設立できないかということ。
「渋谷とっておき!!」をやっていてずっと思っているのは、せっかく
おいしいものを作れる腕があるのに、資金的な問題から店舗に
投資できないために、注目もされず、客も入らず、ちゃんとした
評価もされないまま埋もれている店のなんと多いことか、ということ。
まずはこうした
“腕はあるのに正当な評価を受けていない料理人の店”を
発掘し、インターネットなどを使って盛り立て、次の段階として
資金的な面で援助していくことができないかと。
たとえば、街づくりをリードする企業(デベロッパーなど)と提携して
そうした店を街に誘致し、”この街にしかないおいしい店”として
売り出すことができれば、街の活性化にもなります。
そうした”橋渡し”をできないかと思うのです。
現在も日本橋やたまプラーザなど次々と商業施設がオープンして
いますが、飲食店はすべてチェーン店ばかり。ちょっと目新しい
店があったかと思うと、チェーン店が別の分野に進出した新業態
だったりというありさまです。
腕のいい料理人が作る、おいしい料理の小さな店が、もっと
元気になれるような仕組みがほしいものです。
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/