ほんとうにおいしい店だけのグルメガイド
東京とっておき! !

料理人を助ける仕組み。

2010.11.13

閉店までもうすこしとなってしまいました

この、おいしいたこ焼きともう会えなくなるかと思うと
かなり残念です。

高田馬場の絶品たこ焼きの店「千成屋」。

あす11月14日(日)で店じまいしてしまうというのです。

 


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閉店はまさに青天の霹靂。

おじいちゃんに、なんで閉めるの?と聞いたら

「商売がもうあかんようになってしもうて。
 わしはクビや。代わりにようけやるのが来るそうやけど
 わしはもう何もせん。」

このおじいちゃん、雇われ料理人だったんだ…。

関西で日本料理の板前をやっていたというこのおじいちゃん、
これをきっかけに引退するとのこと。すごくもったいない気がします。

以前から私が考えているのは、こうした腕のある料理人を
助けるためのNPO法人か株式会社が設立できないかということ。

「渋谷とっておき!!」をやっていてずっと思っているのは、せっかく
おいしいものを作れる腕があるのに、資金的な問題から店舗に
投資できないために、注目もされず、客も入らず、ちゃんとした
評価もされないまま埋もれている店のなんと多いことか、ということ。

まずはこうした
“腕はあるのに正当な評価を受けていない料理人の店”
発掘し、インターネットなどを使って盛り立て、次の段階として
資金的な面で援助していくことができないかと。

たとえば、街づくりをリードする企業(デベロッパーなど)と提携して
そうした店を街に誘致し、”この街にしかないおいしい店”として
売り出すことができれば、街の活性化にもなります。
そうした”橋渡し”をできないかと思うのです。

現在も日本橋やたまプラーザなど次々と商業施設がオープンして
いますが、飲食店はすべてチェーン店ばかり。ちょっと目新しい
店があったかと思うと、チェーン店が別の分野に進出した新業態
だったりというありさまです。

腕のいい料理人が作る、おいしい料理の小さな店が、もっと
元気になれるような仕組みがほしいものです。

 

 

 

 

この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/

みんみん(♂)とっておき!!支配人

福岡県生まれの九州男児。中学高校とブラスバンドに所属し、高校のブラスの先輩がタモリさんというのが数少ない自慢です。メディア関係の企業に就職し、転勤族だったため各地のおいしいお店を探して食べ歩きを始めたのがこのウェブサイトの原点。現在は、映像関係の会社を営んでいます。

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