アイヌに会ったことがあるでしょうか。
それは、北海道を中心に暮らしてきた
日本の先住民族。
北海道にいまも5万人以上が住むと同時に、
首都圏にもほぼ同じ数のアイヌが、私たちの
すぐ隣でひそかに暮らしているといいます。
その、アイヌのなかのアイヌとも言うべき
長老・浦川治造(うらかわ・はるぞう)さんの
ドキュメンタリー映画が完成、きょう(24日)から
吉祥寺で上映が始まりました。
現代の日本社会のなかで、いち日本人として
生きながらもなお「アイヌの心」を失わず、
たくましく生きてきた治造さん。
その少年のままのような純粋な生き様、
そして人間としてのスケールの大きさは、
まるで忘れていた大地の匂いを思い出させて
くれるかのよう。
また森を畏れ敬い、森とともに生きる姿は、
C.W.ニコルさんとそっくりだとも感じました。
ぜひ一度見てください。
想像よりも、はるかに上質な映画ですので。
「カムイと生きる」
http://www.kamuytoikiru.com/
3月30日(金)まで 吉祥寺バウスシアター
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/