ほんとうにおいしい店だけのグルメガイド
東京とっておき! !

一日だけの夢の競演。

2012.01.01

 

大晦日、たった一日だけの競演でした。


 

 

北品川にある「しながわ翁」。

知る人ぞ知る蕎麦の名店であり、私自身東京でもっとも
おいしい蕎麦を食べさせる店だと信じている一軒ですが、
この店の年越しそばはまた格別。

大晦日のたった一日だけ、伝説の蕎麦打ち名人である
高橋邦弘さんがこの店にやってきて蕎麦を打つのです。

高橋邦弘さんはかつて、目白で「翁」という店を営んだあと
山梨に移転。わざわざ彼の蕎麦を食べたいがために人々が
東京から押し寄せ列をなしたという伝説の蕎麦打ち職人。

その後、広島県の山の中に「達磨」という店を開き、蕎麦を
提供するとともに、蕎麦打ちを教えているという高橋さんが
愛弟子のひとりである高野幸久さんの営むこの「しながわ翁」に
来て、年越し用の蕎麦を打つという”イベント”がここ数年
続いているのです。

この蕎麦は持ち帰り用。
常連のみの予約制となっていて、早く申し込めば高橋さんの
蕎麦を頼むことも可。
蕎麦つゆもそれぞれ別のものが付いてきます。

つまり、高橋名人と高野幸久さんというふたりの卓越した職人の
蕎麦を食べ比べられるという夢のような一日なのです。

先に食べたのは高野さんの蕎麦。

噛んだ瞬間、一瞬だけ歯を押し戻すかのような弾力のある
蕎麦は、飲み込んでもなお喉を踊りながら滑り落ちていくかの
よう。ほんのり緑がかったその色と同様に、ほんのりと青臭い
香りを含んでなお蕎麦独特の香り高く、安心して食べられるもの。

蕎麦つゆは風味豊かでうま味のなかに適度な甘みがあり、
蕎麦と非常に合っています。

やはり「しながわ翁」の蕎麦のおいしさを、自宅で年越し蕎麦
として味わえる贅沢さをしみじみと感じます。

そして、名人・高橋邦弘さんの蕎麦。

まず驚いたのが蕎麦つゆでした。

鰹節をそのままかじっているかのような、ストレートな味。
甘みもほとんどなく、醤油そのものを強く感じます。
金属的、と表現したらいいのか、とにかく硬質で一直線。

私自身が広島に住んでいたとき、彼の店「達磨」に何度も
行っていますが、あの日食べた蕎麦がそのまま目の前に
あることを実感しました。まるで時空を飛び越えたかのよう。

何も変わっていないことが一瞬でわかってしまいました。

蕎麦そのものは、高野さんの打ったものに比べれば少し
太いのか、腰がより強く、麺そのものがよじれているかの
ような強い弾力が印象的。

歯ごたえで言うと、グリッと押し返す感じ。のど越しで言うと
高野さんのが「踊りながら」ならば名人・高橋さんのそれは
「少々やんちゃしながら」といった感じ。

蕎麦つゆについては率直に言って「しながわ翁」のほうが
私の好みではありますが、蕎麦そのものは本当に甲乙つけ
がたいながらやはり名人・高橋の「達磨」に軍配を上げたい
気分です。

とにかく、年越し蕎麦というイベントにおいて、これ以上の
贅沢な体験はないであろうという至福のひとときでした。

 

 

 

 

 

 

この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/

 

みんみん(♂)とっておき!!支配人

福岡県生まれの九州男児。中学高校とブラスバンドに所属し、高校のブラスの先輩がタモリさんというのが数少ない自慢です。メディア関係の企業に就職し、転勤族だったため各地のおいしいお店を探して食べ歩きを始めたのがこのウェブサイトの原点。現在は、映像関係の会社を営んでいます。

コメント

  • より:

    で、どーして高橋名人は広島に引っ越してきたの?
    おせーて・・・・・

  • みんみん(♂) より:

    水がいいからだと言ってましたよ。
    でもまあ、高橋名人が住むのはすごーい山奥で、
    下界の広島市とはなんの関係もありません。
    まあ、広島の水は超軟水ですからね。
    風呂の水垢がほとんどできないので掃除は楽でした。
    広島に住んでよかったと思う数少ない利点でしたよね。
    でもこの超軟水で仕込むから広島の酒はべたべたに
    あまーくて。
    このべたべたにあまーい酒が、あのべたべたにあまーい
    お好みソースに繋がっているんじゃないかと思ってます。

  • より:

    広島は広島です。しかも広島市のすぐ近くの郊外ですからね。
    ふーん広島の酒がべたべたにあまーいね・・・・
    しょせんトンコツ味で痺れた味覚には竹鶴の旨口日本酒の
    醍醐味はわからにょうですねぇ。

  • みんみん(♂) より:

    もんのすごい山奥じゃないですか。
    それに高橋名人は唯一水がいいから選んだだけで
    広島の風土や食べ物や県民性がいいなどとは
    一言もしゃべっていません。
    広島の酒は竹鶴だけ例外です。

  • より:

    じゃあ広島の風土や食べ物や県民性がダメだといいましたか?
    それに第一移住するところの人間性を問題にしない事ってありえません。第一住民に対して失礼というものです。
    例外がいっぱいでてきそうですなぁ・・・・・・

  • みんみん(♂) より:

    旧豊平町にはそれ以前にもそば祭りなどで招かれ
    それをきっかけに移住したそうですから、豊平の
    人々の人間性はよかったんでしょうね。
    でも山あいの豊平と、極道の街・広島はなーんにも
    関係がありませんし、人間性もまったく違います。
    だいたい、高橋名人が移住したことで広島がいい
    ところだと言いたいようですが、そもそも広島もんは
    彼の蕎麦の味を理解できないでしょ?
    広島でそばと言えば鉄板に押しつけてべたべたに
    あまーいソースまみれにするものと決まってるん
    ですから。

  • より:

    悔し紛れに何を喚いているのやら・・・・
    九州の阿蘇にある蕎麦街道とやらで出している酷い蕎麦を
    ありがたがっている博多モンが何を言ってもムダ

  • より:

    広島の旨口の酒がべたべたに甘いなんて、笑われますよ。
    広島には67もの蔵元がありますからねぇ。こんな県が何処に
    あります?福岡県の蔵元は何軒ありますか?
    「美和桜」「超群」なんて酒知らんでしょう。(検索しての知ったかぶり
    はするかもしれませんが、なんせ卑怯者ですからね)

  • みんみん(♂) より:

    べつに広島の銘柄をたくさん知っているからって
    何の自慢にもなりません。
    広島の酒は「竹鶴」が好きですから、それでじゅうぶんですよ。
    でも最近は「神亀」(埼玉)かな。

  • より:

    自慢しろと言ってるのではありません。自分が知っている狭い
    範囲で全体を云々するべきではないと言っているのです。
    ミスを犯す原因は、独断と偏見による思い込みなのです。

  • より:

    自慢しろと言ってるのではありません。自分が知っている狭い
    範囲で全体を云々するべきではないと言っているのです。
    ミスを犯す原因は、独断と偏見による思い込みなのです。

  • より:

    それと豊平と広島市内はとは車で僅か30~40分ですよ。
    古来から安芸の国で気質は同じです。
    人間性が違うというのならどこが違うのか説明してごらんなさいよ。

  • みんみん(♂) より:

    秀さんの言う広島市内って西の端の、もともと広島市とは関係のない
    田舎町じゃないですか。そこから30~40分って意味ありません。
    それに、安芸の国のままなのは豊平の人々で、広島市のほうが
    秀さんのように北九州市から流れ着いた極道やら全国からの
    流れ者がうようよいて、昔の広島とは総入れ替えじゃないですか。
    いまのギリシャ国民が、かつてギリシャ文明を造り上げた民族とは
    縁もゆかりもないのと同じで、いまの広島市の人間は、毛利元就の
    時代とはなーんの関係もないんじゃないですか?

  • みんみん(♂) より:

    うま味のある日本酒ってなかなかないですよね。
    超軟水でべたべたにあまーくなった酒をうまいと
    勘違いしている人々もいるようですし。

  • より:

    ほー安芸の現地人が豊平だけと言う証拠はなーに?
    要する水以外の食いモンや人間は悪いけどショーも無く広島に
    住んでやってると言いたかったのが、現地の人の悪口になると
    指摘されあわてて否定しようとしてるだけでしょ。
    超軟水で酒を醸造するとべたべたに甘い酒になると言う科学的根拠
    を示してみなさいよ。

  • みんみん(♂) より:

    もしかして秀さん、「灘の男酒」「伏見・広島の女酒」
    という言葉も知らないんですかぁ?
    広島の酒があまーいのは日本酒を知る者なら常識です。
    まあ捏造と知ったかぶりが大好きな秀さんのことですから、
    三増酒という、味の素とアルコールを加えて水で薄めた
    捏造酒しかふだん飲んでないんでしょうけど。

  • より:

    結局は韜晦の術で逃げ回りですか、やれやれ。
    広島県酒業協同組合の専務理事に「博多のボンクラがこんな
    事言ってますゼ」と密告したらカンカンに怒ってましたよ。
    それに黒田節に謡われている酒は広島の酒だとのお話を聞いて、
    博多モンの無知というか恩知らず振りにはあきれ果てておりました。
    ご報告まで。

  • みんみん(♂) より:

    ふーん。
    それって「ママに言いつけてやるぅぅ」という
    ケンカに負けたあとのガキの発想そのままですね。

  • より:

    何んとでも言いなさい。博多なんてどうせ碌な酒が無いくせに。

  • みんみん(♂) より:

    自分ひとりでケンカができないなんてああ情けない。

  • より:

    日本酒不毛の博多モンに言われたくありませんねぇ。
    これでみんみんさんは、広島の「お好み焼き屋」「酒造元」の敵
    となってしまったと言う事です。

  • みんみん(♂) より:

    「こんまい自分」をさらけ出してしまいましたなぁ…。

  • より:

    結局科学的な根拠は示されなかったですね。
    話の論点を巧妙に摩り替えようとしてもムダ。

  • みんみん(♂) より:

    ハイハイ。

  • より:

    負けを認めたと言う事ですね。

  • みんみん(♂) より:

    だってひとりでケンカもできない御仁のようですから、
    そのうちヤクザを連れてきそうじゃないですか。
    だったら負けということにしてあげてもいいですよ。
    たまには負けてあげないとね。
    日本じゃディベートって勝ちすぎてもいけないし。

  • より:

    衆寡てきせず、ケンカは数でするものです。粋がって一人で
    立ち向かうとボロボロになるのは、これ常識。
    ま、軟水で醸造した日本酒がべたべたにまるでブドウ糖を入れたように
    あまーくなるなんて悪口言われて平気でいる蔵元は無いでしょう。

  • みんみん(♂) より:

    ハイハイ。

  • より:

    それに水が良いだけで、風土や食いもんや県民性は最低だから
    せっかく高橋名人が住んでやっても蕎麦の味なぞ理解できないで
    あろうとの暴言は、広島県民や移住した高橋名人を侮辱する言動
    であると言わざるをえないでしょうねぇ。

  • みんみん(♂) より:

    べつにぃ。
    こないだも高橋名人には「広島のお店も何度か行きました。」って
    声をかけてきましたし。

  • より:

    さすが、高橋名人って人間ができてますなぁ。
    根性のひん曲がった博多の田舎モンとは違います。

  • みんみん(♂) より:

    超一流の料理人と、味のわかる客は
    すぐに心が通じ合うということですよ。

  • より:

    どんな性質の悪い客にも対応なさるのですねぇ。
    客商売も大変だ・・・・・・

  • みんみん(♂) より:

    そうですよねぇ、秀さんもあのシャープすぎる奥様と一緒に
    何度も高橋名人の「達磨」に押しかけていらっしゃいましたもんねぇ。

  • より:

    そういえばみんみんさんも、今の奥様に引きずられて通って
    ましたねぇ。

  • より:

    支払いはみんみんさんの財布から奥様が支払っておりましたが、
    そのころから経済的に搾取されていたのですねぇ・・・・・・

  • みんみん(♂) より:

    男が出すのは九州男児なら当たり前です。
    秀さんは瀬戸内海の離島の出身の貧乏学生だったから、
    岩手の名家のお嬢様のヒモとして生きてきたって?
    ああ情けない秀さん。

  • より:

    九州男児だから出すのは当たり前って感じではありませんでしたねぇ・・・
    「ホラ早く出しなさいよ!まったくお金出す時になるとグズグズするんだから」と言う様な会話が聞こえてきたような・・・・・

  • みんみん(♂) より:

    それは空耳アワーですよ。
    秀さんちの会話がフラッシュバックしたんじゃないですか?
    なにしろ奥様は名門女子校の卒業生でいらっしゃいますからねぇ。
    田舎のニセモノ「ナンチャッテ白〇合」かもしれませんが…。

  • より:

    おやまあしらばっくれて・・・・・
    結婚前から尻に轢かれていたなんて、なんて可愛そうなんでしょう。

  • みんみん(♂) より:

    結婚前からヒモだった秀さんと一緒にしないでください。

  • より:

    私に貢いだ女性は沢山おりましたが、食事代を出させた
    事はただの一度もございませんですことよ。

  • みんみん(♂) より:

    そりゃあ、モルモットのすき焼きにカネを出す人間はいないでしょうなぁ。

  • より:

    まあさんざん貢君をしたみんみんさんには想像もつかない事でしょうねぇ。

  • みんみん(♂) より:

    ヒモとして生きた秀さんの「力及ばずの人生」よりは
    いくぶんマシかと思いますが…。

  • より:

    新車4-5台分を貢いだみんみんさんが言うと、負け惜しみとしか
    おもえませんがね。

  • みんみん(♂) より:

    新車4~5台分を貢いだ相手はJRAですよ。

  • より:

    牝馬それとも馬券売り場の女の子?

  • みんみん(♂) より:

    東京競馬場の柱の一本は私が作ったと思っていますが。

  • より:

    土建屋だったの?

  • みんみん(♂) より:

    パトロンと呼んでください。

  • より:

    ばっかみたい・・・・

  • みんみん(♂) より:

    ふんだ。

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