なんともシュールな滑り台です。
神楽坂にある児童公園。
この場所を見つけたのは、まったくの偶然でした。
世の中にゾウの滑り台というのは数あれど、
ここまで独特の雰囲気と迫力を醸し出しているものは、
日本広しといえどもこれだけではないでしょうか。
素晴らしい造形です。
この滑り台があるのは、あかぎ児童遊園。新宿区立の児童公園です。
東西線神楽坂駅がある早稲田通りから一本裏の路地に
入った場所。高低差のある細長い敷地に造られています。
上から見ると、とくにへんてつのない公園に見えますが、
階段を下りて振り返ると。
斜面を覆い尽くすように耳を広げたゾウが2頭。
2頭の鼻がつながって滑り台となっています。
滑ってみましたが、なかなか楽しい。
目には、妙な迫力が。
ツタンカーメンの目を思い出させるこれらの造形も、
左官のコテで作ったのでしょうか。だとしたらすごい技術です。
しかし、これはいったいリアルなのかリアルでないのか。
リアルとはなにか。
見れば見るほど疑問が湧きあがるデザインです。
あなたも、ぜひ一度このシュールな空間に足を運び、
このゾウの迫力を全身で受け止めてみてください。
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/
コメント
このような造形物(オブジェ?)って作成者の名前は
ないのでしょうかね?
ネットで検索してみましたが、知っている人はいないようですね。
新宿区の公園ですけど、古いもののようですから
区に聞いてもわかるかどうか。
デザイナーもすごいと思いますが、これを造った職人技の
すごさにも感激してしまいますよ。
島根県は益田市のあたりで、左官屋さんの
「こて絵」というのがあったそうなんですが、
それに近いような機がしますね。
蔵などに漆喰(しっくい)で立体の造形を施す「こて絵」って、
左官のコテだけで生み出されるすばらしい技術なんですよね。
私も写真でいくつか見ただけですが、その美しさにはびっくりします。
このゾウの滑り台も、その流れをくむんじゃないかと思えるほど
素晴らしい腕で作り上げられていますよね。
島根県の日原に「美加登屋」という鮎料理屋があるのですが、
そこの「こて絵」にはいつも見蕩れてしまいます。
もちろん鮎料理も美味しいですけど。
じゃあ「こて絵」も一緒に食べてください。
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