そのとき、斎藤佑樹は泣いていました。
明治神宮野球大会で早稲田が初優勝した、その瞬間。
これで、”斎藤佑樹のアマ時代”と、
早稲田大学野球部のひとつの時代が終わりました。
きのうは、午前で仕事が終わり釈放となったため、
その足で明治神宮へ。
午前が高校の部決勝の鹿児島実業対日大三高、
そして大学の部決勝の早稲田対東海大。
平日だというのに、神宮球場はかなりの客で埋まっていました。
(巨大パノラマ写真はここ)
一塁側の内野席は完全な満員。
途中から外野席まで解放していましたが、
明治神宮大会としてはたぶん相当異例のことです。
このなかには、仕事をさぼってきたのも多数いることでしょう。
試合の流れが早稲田側に傾いたのは6回。
それまで東海大の菅野の好投の前に
5回までノーヒットに抑えられていた早稲田は、
山田の2点タイムリーヒットで逆転します。
ここで7回からは先発福井に代わって大石。
大石は福大大濠高校出身。
出身が私の故郷の隣町、大濠高校は私も受験した
ことがあるので、つい親近感を覚えてしまいます。
大石は、2回で5三振を奪う快投。
このまま大石で、と思われた9回。
斎藤佑樹が出てきました。
大石が絶好調に見えただけに、正直、なぜここで斎藤が?
という疑問がわきあがります。
しかし観客の期待、マスメディアの期待に応えるために
あえて應武監督は斎藤を送り出したのでしょう。
斎藤の登場に、最前列に陣取ったおばさんたちも狂喜乱舞。
しかし斎藤、投球練習では暴投続きでスタンドは騒然となります。
もしかしたら…の不安でいっぱいに。
しかし、打者が立ってから斎藤は好投を見せ、2連続三振。
最後はサードゴロに打ち取って試合終了。
いわゆるドラフト1位指名の3人による黄金リレーで、
早稲田が明治神宮大会も制覇。
しかし早稲田が、この大会で初優勝というのは意外でした。
應武監督にねぎらいの声をかけられ、
張りつめた糸が切れたのでしょうか。
応援席の前で深々と頭を下げた斎藤が
目頭を押さえます。
早稲田での4年間が脳裏を駆け巡ったのでしょう。
感極まった表情で両手を突き上げます。
甲子園で優勝して以来、ずっと注目を浴び続けてきた斎藤佑樹。
注目されるがゆえに苦しんだ4年間でもあったはずです。
繰り返しになりますが、これで
斎藤佑樹のアマチュア時代が終わりました。
そして同時に、早稲田大学野球部のひとつの時代が終わりました。
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
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コメント
二十歳そこそこで人生の栄光を全て得たような
斉藤君ですが、逆に心配になってしまいますね。
これからどうするんだろうかって・・・・
人生すべからくチャラに出来てると言うのが
私の持論なんですが・・・・
はたしてプロに行って通用するかという不安は、
本人がいちばん持っていると思いますよ。
でも、スターの星に生まれついた彼のこと
ですから、きっと克服してくれるんじゃ
ないでしょうか。
しかし人生すべからくチャラに、ってことは、
秀さんにはこれから悪行の限りを尽くしてきた
ことへの報いが来るわけですね。
ホッピーの瓶で善良な市民を痛めつけたことや、
同席した客にたかってタダ酒を飲んだこととか。
いまからでも遅くありません。
これまでの悪行の分を私に施しなさい。
いえいえ、今まで苦労してきた分
これから報われるのです。
まあ、人生の収穫の秋と言うところ
でしょうねぇ・・・・(しみじみ・・)
あとは枯れるばっかりですねぇ。(しみじみ)
はいはい・・・・
頭の中は年中春なんですねー
秀さんの頭だってすでに春霞がかかってますよ。
もやもやもや~っと。
頭?
外側も内側もフサフサで元気モリモリですよ。
秀さんって、頭の中にも髪の毛が生えているんですか。
しかもフサフサ。
そのフサフサによって脳が圧迫されているから、
ホッピーの瓶を持って暴れてしまうんですね。
ああかわいそうな秀さん。