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龍馬とアマデウス。

2010.07.06

 

「龍馬伝」を見ていて気づきました。


この物語が、映画「アマデウス」と酷似していることに。

 

 

 

 

つまり、坂本龍馬はモーツァルト。

そして、岩崎弥太郎はサリエリ。

偉大な業績を残しながら若くして世を去った天才と、
生き残って現世での成功を勝ち取った凡人の物語。

しかも物語の「語り部」が凡人のほう、というのもまったく同じ。

天才が、ありあまる才能と自由奔放な行動によって
数々の業績を軽々と成し遂げていくのに対し、
凡人は、天才を前におのれの小ささを嫌というほど
知らされ、なぜ神はこの男を選んだのかと妬み続ける。

生き残った凡人が、いまはなき天才の物語を
妬みや敗北の苦しみとともに語っていくという構図もまた
あまりにも似すぎています。

「龍馬伝」はこれからも龍馬と弥太郎のふたりを軸に展開し、
龍馬の早すぎる死の真相へとなだれ込んでいくのでしょう。

しかし、大河ドラマともあろうものが、20年以上も前の
映画の構図をそのまま拝借して演出しているのだとしたら、
それはけっこう恥ずかしいものがありますけどね。

 

 

 

 

 

 

この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/

みんみん(♂)とっておき!!支配人

福岡県生まれの九州男児。中学高校とブラスバンドに所属し、高校のブラスの先輩がタモリさんというのが数少ない自慢です。メディア関係の企業に就職し、転勤族だったため各地のおいしいお店を探して食べ歩きを始めたのがこのウェブサイトの原点。現在は、映像関係の会社を営んでいます。

コメント

  • より:

    おや、今気付きましたか。
    私はもうとっくにそうでは無いかと思ってました。
    但し、手法の真似は恥ずかしい事では無いと思ってます。
    同じ手法で、材料を変えて料理するようなものです。

  • みんみん(♂) より:

    あ、ずる~い。
    「実はそうじゃないかと思ってました」だなんて、
    完全な後出しジャンケンじゃないですか。
    そもそも「アマデウス」を観たことあるんですか?
    アマデウスって誰かわかります?

  • より:

    あのですね、大体私の事オヤジの代表みたいに考えてませんか?
    モーツアルトに関しては、小林秀雄の読者として前から非常に興味があったのですよ。
    「龍馬伝」観ながら女房に「これアマデウスの手法だよな・・・」って話していたんだから・・・

  • オヤジの代表じゃなかったらなんの代表なんですか。
    じじい?

  • より:

    何の代表でもありませんよ。一小市民です、はい。
    ま、不良じじいでもいいですけど・・・・

  • そうそう、スケベおやじの代表でしたね。

  • より:

    まったく、みんなスケベおやじになるんですよ。
    だいたい下半身に人格なんて無いんだから。

  • みんみん(♂) より:

    私のは人格者ですよ。
    いつもこうべを垂れてますし。

  • より:

    おやまぁ・・・高尚な話がいつの間にか下半身の話に・・・・
    もうりっぱなオヤジになりましたね!

  • みんみん(♂) より:

    レベルを合わせて差し上げたんですよ。
    ああ、しんど。

  • より:

    しかしこの話、NHKの関係者が観たらちょっと冷や汗モンじゃないですかね?

  • みんみん(♂) より:

    冷や汗をかくのはまず脚本家で、
    次にドラマのプロデューサーでしょうかね。

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