とにかく決勝トーナメント進出を祝いましょう。
昔、日本のサッカーといえば前線にボールが渡っても
すぐに後ろを向いてパスをまわすような、ふがいない
光景ばかりでした。
いまの日本の選手たちは、ボールを持って敵陣を
切り裂いてゴールに迫り、ときにはボールと戯れる
余裕すら感じられます。
日本の歴史が変わるその瞬間に、私たちは
立ち会っているのかもしれません。
もしかしたら、サッカーが日本の「国技」になる日も
そう遠いことではないのかもしれません。
相撲は不祥事続きですし。
しかしまあ、日本テレビの実況はおそろしくヘタでした。
やっぱり普段、巨人戦しか実況してない人間に
サッカーの実況をさせるべきではありません。
試合開始直前に国際映像に映し出された先発の布陣を見て、
「これはデンマークの予想メンバーです」と言ったり。
…おいおい、試合があと数分で始まる時に「予想」かい?
「サッカーでは2点差はまだまだ安心できる点差ではないと
言われます」とのたまったり。
日本は引き分けでもいい試合でこのとき2-0。
デンマークは3点も獲らなきゃいけない状況です。
気を緩めることはできないにしても、日本は余裕を持って
プレーできる点差なのです。
満塁ホームランがあるわけじゃないんだから。
こんな調子ですから、途中から解説者に放送の主導権を
奪われてしまったのはまあ当然のことと言えるでしょう。
ところで、今回の決勝トーナメント2位通過を見て、
地団駄踏んで後悔しているのはフジテレビの
スポーツ関係者でしょうか。
去年12月、今回のワールドカップのどの試合を中継するかを
決めるために民放各局が集まって行われた抽選会。
日本の第一戦・カメルーン戦はNHKとすでに決まっているなかで、
テレビ朝日が一番クジを引き当てゴールデンタイムの第二戦・
オランダ戦を取り、二番クジの日本テレビはきょうのデンマーク戦を
選びました。順当な選択です。
そして三番クジを引いたフジテレビ。
普通なら日本が決勝トーナメント進出した場合の第一試合を
選ぶところですが、 フジテレビは日本が決勝トーナメントに
進出するとは思わなかったのでしょう。フジテレビが選んだのは
日本戦以外の強豪チームのグループリーグの試合。
こちらのほうが視聴率が取れると踏んだのです。
そのため四番クジのTBSに棚ぼたで決勝トーナメントの第一戦、
日本-パラグアイが回ってくることになりました。
自分の国を信じず、確実に視聴率が取れるほうを選んだ
フジテレビ。
広告料という目先のカネを選んだ代わりに、歴史的な試合を
中継・実況する名誉を逃してしまいました。
大馬鹿者です。
この文章は「とっておき!!のねごと。」からのものです。
http://www.totteoki.jp/negoto/
コメント
大ばか者ねぇ・・・・・
どっかにもいましたなぁ・・・岡ちゃんヤメロ!って言ってた人が。
いますよねぇ、結果次第でコロコロ態度が変わるひとって。
スポーツ新聞や秀さんみたいに。
私の場合は、岡田監督に対しての評価は変わっていませんよ。
今回の原動力は、選手個人個人の能力とオシムの“遺産”だと
思っています。
たぶん岡田監督自身もそう言うでしょう。
じゃあ初めから岡ちゃん代えなくてもよかったんじゃぁないですか・・・
おっちょこちょいの癖直さないとね!
だから、あの時点ではオシムにひれ伏してでも
代表監督に戻ってもらうべきだったと思いますよ。
おっちょこちょいじゃないってば。
でもね、オシムが監督でも
「今回の勝利は選手のものだ、私は何もしていない。
ただちょっと背中を押しただけだ。」なんて言いますよ。
組織のリーダーって、敗戦の責任は一身に背負わなくては
ならないし、勝利の時には決してでしゃばってはなりません。
ホント難しいモノだと思いますよ。
ただね、以前からちょっと気にかかることがひとつあります。
「オシムジャパン」「岡田ジャパン」「トルシエジャパン」って
何で監督の名前をナショナルチームの前につけるのでしょう?
他にそんな国はありません。
ジャパンはジャパン、岡田監督のものではありません。
たしかに、○○ジャパンっていつから始まったんでしょうねぇ。
ネットで検索すると「オフトジャパン」という単語はあったようですから
92年くらいには使われていたんでしょうね。
まあたしかに馬鹿の一つ覚えみたいでちょっと…とは思いますが。