いわゆるインテリのための、重宝な言葉があります。
それは、【まだやるべきことがあるはずだ】。
何か他人が新しいことを成そうという時、これを使えば
周囲の第三者の共感を呼び、相手より優位に立って
批判的な発言をすることができます。
東京五輪誘致の際にも、この言葉を叫ぶ者がいました。
そして法で定められた消費税増税を予定通り行うことに
際しても、この言葉を叫ぶ者がいます。
しかし、この言葉を使う人間に注意しなければならないのは、
その「まだやるべきこと」とは何かを用意してないことが多いこと。
もっと言えば、「まだやるべきこと」など考えたこともないくせに、
ただ他人を批判する言葉として使う人間がほとんどであること。
批判のための批判。
他人を陥れるための言葉。
こんなに意味のない、卑劣な言葉はないかもしれません。